財政均衡論に基づく限界集落移住促進論と差別意識 | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

 

財政難だの財政均衡だのという発想は、

差別意識を助長する。
 

普段反差別を訴えているような人ですら、

財政難を理由に

平気でマイノリティを切り捨てるような言動に賛成したりもする。


要するに財政難という屁理屈デマは、

差別や蔑視の体のいい言い訳に利用されるというわけだ。

 

地方の限界集落のインフラ維持を停止しろ

と言うのは、

 

限界集落居住者の生活基盤を奪え

と言うに等しく、

 

憲法22条の住み慣れた土地に住み続ける権利を、

文字通り力づくで奪うことに等しい。
 

財政難で予算を削る必要がある

というのがその理由だとして、

 

なぜ限界集落がその標的にされねばならないのか。

 

そこには何らかの蔑視、

 

即ち価値が低いと見做される理由があるからに他ならない。


例え財政難であったとしても、

価値あるものと見做されていれば

予算を削っても良いなどという結論には至らないからだ。