賃金が上がるということは、
企業の収益からの再分配が増えるということで、
そのまま企業から社会に還流される金が増えるということ。
無論、再び企業に売上収益として戻るけど、
賃金が高ければ
再び経済社会に還流される。
つまりお金の流れが良くなる。
普通はこういう状態を“景気が良い”と言う。
逆に賃金が上がらないということは、
社会に還流されるお金が減るということ。
減った金はどこに行くのかといえば、
株主投資家の懐に溜め込まれる。
溜め込まれた金は、
社会に還流されることはほぼ無く、
社会的には死に金になる。
給付金やベーシックインカムによって
企業の売上収益が増えたとしても、
賃金が上がらなければ
社会に還流されるお金は少ないまま。
バラ撒かれた金は、
丸々株主資本家の懐に
まっしぐらに飛び込むことになる。
景気が良くなるのは家計ではなく、
企業と株主投資家だけ。
売上が増えれば
企業が賃金を上げてくれるかもしれない
とか眠たいこと言いたいかもしれないけど、
この20年でそんな実績は無い。
売上が増えさえすれば
賃金額上がるなんてのは妄想だし、
ベーシックインカムで賃金が増えるなんてのも幻想に過ぎない。