景気の過熱とバブル、数学と金融教育 | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

好景気が行き過ぎると

景気の過熱とか言ってヤバいとかいうんだけど、

 

要するに景気が良くなり過ぎて、

所得が増えて貯蓄が余ってきた欲ボケどもが、

不動産とかに投機的に投資して

値段釣り上げるお祭り騒ぎに発展するって話よね。


要因の一つは確かに実体経済にあるけど、

欲ボケ共がはっちゃけなきゃ済む話ではあるのよな。

 

日本のバブルは不動産に金が集中したけど、

そのお陰で土地を担保に借金がしやすくなって

民間の信用創造が活発化して、

 

特に金融とか投機とかに興味のない

善良な庶民にも金が回っていた。


バブル崩壊後

借金はダメみたいな風潮になったけど、

企業がしてる分には

景気が安定してりゃ問題なかったのよな。

 

景気が過熱状態にあると

銀行間決済も活発化するから、

銀行側も手元のベースマネーを増やさなきゃって話になる。


普段なら一日の決済分あれば

負債全額分のベースマネーは必ずしも必要としないけど、

一日の決済額が多ければ

そうも言ってられないから顧客(ベースマネー)を募りたくなる。

 

だから庶民の顧客にそれなりの金利を用意するから、

高金利の恩恵が庶民にも分け与えられていた。

 

 

上記ブログより

上記ブログより

 

郵便貯金なんてこんなんだもんね。

 今じゃ見る影もないけど。

 

 

 

まぁこの程度の金利で満足していた

慎ましい庶民を他所に、

 

欲ボケした輩が

泡風呂でキャッキャお祭騒ぎやってるところに

大蔵省が極大の針をブチ込んだお陰でバブル崩壊、

 

結局欲ボケ共の尻拭いを

正直者の庶民が被るハメになる。
 

 

結局、

 

実体経済の好調に乗っかって金溜め込んで、

博打同然の投機にハマる様な欲ボケどもが、

 

今でも数学より金融教育とか寝言こいて

 

実体経済が好景気になったとしても

それを歪めるような方向へ

国民を誘導しようとしてるってのが、

全く度し難い。

 

この手の連中は、

バブル崩壊から何も学んでいないと言うことになる。
 

こういうやつに限って

バブル時代は終わったの

危険だのと言うんだけど、

 

誰よりもコイツら自身が

バブルの味を忘れられずに、

今でも実体経済にタダ乗りしようとしてる穀潰しなんだけど、

当の本人たちにはその自覚が全く無いと来た。

 

バブルの負の遺産というものがあるとしたら、

この手の投資という名の投機を煽り、

国の生産能力の基盤になる基礎教育を蔑ろにするような

欲ボケどもを大量生産したことではなかろうか。