”破綻する自国通貨建て国債、破綻しない自国通貨建て国債”>補足 | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

 

以前に書いた記事ですが、割とちょこちょこアメーバのハッシュタグランキング(#ギリシャ)にランクインさせてもらっています。

 

書いた当時もご好評をいただき、自分でも結構うまくまとめられたなぁと思っていた記事ですが、やはり穴というものはありまして。

 

日本が発行している国債は、

100%自国通貨建て国債

 

ということです。

例えばコチラ。

国債等保有者別内訳 財務省(PDF)

 

全然関係ないんですけど、国庫短期証券の保有者、海外が7割近く占めてるんですね。びっくり。

 

さて、国債と国庫短期証券の保有者のうち、

全体の12.7%が“海外”となっていますが、

外国通貨建てというわけではありません

 

保有者が海外の銀行とかだったとしても、日本円建てというわけです。

 

どういうことか解らねーという人は、こちらの記事、

 

為替相場の変動要因~国債発行で円は暴落するのか 門前小僧

 

海外投資の辺りを読んでいただければ解ると思います。

 

要するに海外が日本国債を購入する場合、

自分が持っている通貨を一旦

日本円に両替してから、

日本円で日本国債を購入する

んですね。

 

だから、国庫短期証券の7割が(とはいっても全体からすればずいぶん少ないですが)海外勢であっても、日本国債の償還に困ることはありません。

 

まぁ、前回の記事の通り、償還自体意味がないどころか有害な場合があるって話なんですけど。

 

以上、補足説明でございました。