労働者と国民の権利が放棄された日 | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

 

 

明治の元勲たちが、それこそ死に物狂いで取り戻した関税自主権。

 

これを、自ら放棄する日が来るなどと、明治の元勲たちは想像もしなかったことでしょう。

 

そして、自己の利潤追求にしか興味のない多国籍企業が、好き勝手な要求で私たちの生活を守る規制、すなわち法律を、強制的に変える権限を持つことになるのです。

 

民主的な手順によることなく、ただ訴えるだけで、私たちを守る規制は紙の如く破られていくでしょう。

 

そして、働き方改革法。

 

「非正規という言葉を一掃していく。」

 

安倍総理の言葉通り、非正規雇用という言葉は一掃され、労働者全員が非正規雇用状態に貶められていくことでしょう。

 

残業代も支払われず、長時間労働を強制され、成果を上げなければハシタ金を掴まされてクビ。

 

そんな時代が訪れることでしょう。

 

そう、かつて歴史の教科書の中でしかなかったような社会が、

 

これから数十年のうちに訪れるかもしれないのです。

 

働き方改革とTPP関連法、参院本会議で成立 読売新聞