ふもふもの思い出手帳 -4ページ目

ふもふもの思い出手帳

僕です。

心に空いてしまった穴・・・
埋めたくても埋められなくもがいちゃってます
もがけばそのうち脱出成功するかもしれない・・・

大学を卒業し

希望だった一流ハウスメーカー

ではなく、地方のハウスメーカーへ就職した

3年目の夏1本の電話から僕は大きく人生が変わっていった


仕事も順調

気の合う同僚達、慕ってくれる後輩

休みには草野球のメンバーと野球と飲み会

彼女も出来た

やっと自分のペースで人生を楽しみ始めた頃だった


父親が病気で倒れてしまった

姉と妹がいるが2人とも結婚し一緒には暮らしていない

父親の収入がなくなり、お小遣い稼ぎの母親のお掃除のおばちゃんの

稼ぎではどう考えても暮らしてはいけない

少しの迷いはあったが、すぐに決断は出来た


26才 10月・・・僕は地元に戻った・・・彼女とも何故かすんなりと別れられた


再就職先は、有休消化中にUターン者向けの求人を検索し

なんとか地元では大きなハウスメーカーへの就職が決まっていた


地元に戻りもうすぐ1年が過ぎようとしていた頃

父親の体調もだいぶ良くなり母親もお小遣い稼ぎの

お掃除のおばちゃんに変身し、僕も現場を任された


若い夫婦の住宅

笑顔でキッチンを選ぶ、壁紙を選ぶそんな幸せそうな2人

のお手伝いが出来、僕まで幸せな気分になれた

現場は僕の通っていた高校のグラウンド脇の通りにある

2階建ての可愛らしい雑貨屋の角を曲がるとゆるい坂の下にあった

施工主の奥さんが

「そこの雑貨屋さんで色々買って飾りたいの」

と、言っていたので

現場が終わったら僕から何かキッチン用品でもプレゼントをしたいと思い

時間を見つけて覗いてみた


汗臭い僕はやはり場違いな空気だったが

店内でたかれているアロマがなんともいえない心地よい香りだった


何を見ていいのかは分らなかったのだが

男の僕が見てもお洒落で欲しいと思うような商品が

たくさんあった

店内をまわっていると、店員さんに話しかけられた

僕は店員に話しかけられるのは苦手だったが

その店員さんの笑顔が僕の心にドキューンっとヒットした

まさしく、一目惚れだ

何を話したか覚えていないが、いつの間にか母親への手袋を購入していた

キッチン用品なんて忘れていた



店を出た瞬間、変質者に間違われてもおかしくないくらい

顔がニヤけてしまったことは覚えている


それが僕と彼女(君)との出会いだった