なんでもない、ふつうの日々を愛おしむ、
暮らしのジャーナリスト
 
くらしスト
国際薬膳師国際中医専門員(旧国際中医師)
やくぜんもとこです



ほぼ1ヶ月ぶりの投稿となった、今回は、銀座のシャネル・ネクサスホールで開催中の


シャネルを紡ぐ手

『アンヌ ヴァンディエール展』

の感想をお伝えします



画像はHPよりお借りしました



こちらの展示は、フランス人写真家アンヌ・ヴァンディエールが、今年、シャネルのクリエーションを支える13のアトリエを取材


〜刺繍、羽根・花細工、帽子、プリーツ、靴、金細工、手袋、コスチューム・ジュエリー〜


撮り下ろした写真で"情熱に満ちた(職人の)手が紡ぐ物語"を紹介している

『職人たちの"手"にフォーカスした写真展』です



シャネルに限らず、オートクチュールを持つハイブランドは、『職人』たちの技術によって支えられています


ため息がでるほどの刺繍や繊細なレースなどは、どんな手が紡いでいるのか、興味を惹かれながら向かったその先には、さまざまな"手"がありました



ほぼ全ての指にリングを飾った手

短く切られた爪に何もつけていない手

長く尖った爪にリングをつけた手

ゴツゴツと節くれだった指が目立つ手

などなど


老若男女が入り乱れ、想像していた以上に、なんとも個性豊かなこと!


これほど"手"が個性を感じさせるとは思いもしませんでした


小さく添えられた顔写真と"手"、紡ぐ作品を夢中で見ながら、ひとりひとりに思いを馳せる時間はゆっくりと過ぎていきます



中でも、印象的だったのは、ほほすべての指にリングを着けた職人のコメントでした


パートナーから贈られたもの、記念に買ったもの、祖父母の結婚指輪まで、全て大切な思い出が詰まっており、大切な自分そのものだから常に着けていると語っていたのです


ハッとしました

なぜなら、いままで、おしゃれで着けることはあっても、その指輪を自分の分身と思って着けたことはありません


可愛いから、好きだから、そんな思いだけで選んでいました


フランスの方は、吟味に吟味を重ねて買い物をするとエッセイなどで読んだことがあります


洋服ならば何度も、何度も、試着をして、自分を美しく魅せるものを納得して選ぶために、買わないこともしばしばだとか



職人さんならなおのこと、こだわりも強く、選び抜くのかもしれない、そう思いながらも、我が身を振り返って反省しました


今後は指輪に限らず、ずっと着けていたいと思えるものを慎重に選ぼう


そう心に決める良いきっかけをもらいました




画像はHPよりお借りしました



シャネルを紡ぐ手

『アンヌ ヴァンディエール展』


写真展は10月2日(日)まで

開催期間中は、無休

開催時間は11時から19時です

(最終入場は18時30分)



最後までお読みいただきまして

ありがとうございます