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~ 天使悪魔より凡人 ~
(天悪)
幼い頃から虐められ
常に孤独だった少女、千恵子。
唯一好きだった人からも裏切られ、
家族からも裏切られ
最後は自ら死を選ぶ。
天使悪魔より凡人を
最も憎んだ千恵子は
いつか復讐する事を誓う。
人間以外の存在となって・・・
♪DAYBREAK'S BELL♪L'Arc~en~Ciel(小説 opening)
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(小説文)

翌朝、公園に伽耶が来ていた。
「ちょっと、お兄さん?」
「え?」
矢沢は目覚めた。
「お婆さん誰?」
「私は近くに住む伽耶だよ。
公園に人が倒れているから
驚いたよ」
「ああ・・・」
「お兄さん、秩父に住んで
いるのかい?」
「うん・・・」
「地元民ではないよね?」
「違うよ・・・」
「それなら、今すぐ秩父から
離れた方がいい。
秩父では、不吉な事が起きているから
出来るだけ早く秩父から離れなさい」
「チリンチリン!チリンチリン!」
伽耶は公園から去った。
「なんだよ?あの婆さん?
鈴なんか鳴らしやがって・・・。
変な婆さんだな・・・。
これからどうしよう?
星野達の家に泊めて貰おうかな?
でもなぁ、家の場所知らねえし。
もうしばらく、公園で野宿するしか
ないな。
秩父を出ても俺には行く場所が
ねえんだからな」
秩父市役所。
「松村さん?最近秩父で人が
縦続けに亡くなっていますね」
「そうですね、既に5人が亡くなって
いますね。
桜弥神山(おおやしんざん)の
日浦さんも亡くなっているし、
他の4人は、星野さんの
元同級生の様ですね?」
「はい・・・」
松村は考え事をしていた。
「どうかしましたか?松村さん」
「もしかすると、ヤナコの呪いかも
知れませんね・・・」
「ヤナコ?」
「これは、僕が亡くなった祖母から
聞いた話ですが、遠い昔秩父に
ヤナコという女性が暮らしていた
そうです。
ヤナコには不思議な力があり、
その力で村人達を治療していた
そうです。
多くの村人を助けた為、
当初はヤナコの評判は高かったの
ですが、ある日・・・、
ヤナコの力で村人が亡くなって
しまったのです。
それから、ヤナコは村人から
村八分にされてしまいました。
ヤナコは、母親と暮らして
いましたが、村八分にされた
千恵子は毛嫌いし、母親は
ヤナコを連れて六露山に
登りました」
「六露山って?」
「今の桜弥神山(おおやしんざん)の
事です、昔は六露山と呼ばれて
いました。
母親は、その六露山に千恵子を
連れて行き、お札を神社に
納めた後、千恵子を捨てました」
「娘を捨てた!?母親がですか!?」
「酷い話ですよ、それからヤナコが
下山する事は無かった。
しかし村人達は、ヤナコが
いずれ下山する事を恐れ、
六露山に火を放ちました。
火は、たちまち山全体に燃え移り
ました。
空が真っ赤になるくらいだった
そうです。
しばらく六露山は、焦げた山に
なりましたが、数年後に緑が
少しずつ増え、どういう訳か
桜が咲く様になりました。
それで、六露山は桜弥神山(おおやしんざん)と
改名されました。
桜弥の”弥”は、ヤナコ(弥奈子)から
取ったそうです」
「そんな事があったんですか・・・」
「やがて、秩父では村人が弥奈子の霊に
呪い殺されていきました。
遺体は、目を開き口から血を吐いていた
そうです」
「それって!?僕の元同級生と
同じ死に方・・・。
という事は、僕の元同級生は
弥奈子に呪い殺されたという事
ですか?松村さん」
「恐らく・・・」
(てっきり、千恵子だと思って
いたけど・・・)

その日の深夜。
桜弥神山(おおやしんざん)。
「トン!トン!トン! トン!トン!トン!」
霊能者の和智林翔(わちりんしょう)が
結界を貼っていた。
その時、和智林翔はある事に気付いた。
(ん!?山から2つの霊魂!?
1つは弥奈子のもの?
もう1つは!?別の霊魂を感じる、
こんな事初めてだ・・・)
その時、山から歌声が聞こえた。
♪とおりゃんせ♪(効果音)
(ん!?どういう事だ!?
山からとおりゃんせの歌が!
でも、これは弥奈子の霊魂ではない・・・
もう一つの霊魂のもの・・・?)

同刻、公園で。
●冷たい風●(効果音)
突然、冷たい風が吹いた。
「ハクション!寒い!
何だよ今の冷たい風は!」
公園の街灯が突然消えた。
「おい!嘘だろう!?
街灯が消えたぞ!
何も見えねえじゃねえか!」
突然、鈴の音が聞こえてきた。
「チリンチリン!チリンチリン!」
「鈴の音!?何処からだ!?
真っ暗で何も見えない!」
矢沢は焦り始めた。
♪とおりゃんせ♪(効果音)
「誰が歌っているんだ!
気味が悪いぞ!」
矢沢から少し離れた場所に
白い着物を着た女の子が
立っていた。
「女!?何で暗い公園に
女が居るんだ!?
しかもまだ子供じゃねえか!?」
「とおりゃんせ・・・、とおりゃんせ・・・」
「畜生!お前誰なんだよ!
不気味なんだよ!消えろよ!」

女の子の前に鳥居が現れた。
「何で鳥居があるんだよ!
先程まで無かったぞ!
いったいどうなっているんだ!」
矢沢が公園から逃げようと
したとき、何かが矢沢の身体を
吸い込み始めた。
「次はなんだよ!」

「なんだ!?あの渦の様な物は!
あの渦に吸い込まれているのか!?
助けてくれ~~!」
矢沢は、段々渦に近づいていた。
渦の近くに女の子が立っていた。
女の子は笑っていた。
「なんだよ!この女!
お前は何者なんだよ!」
「あああ・・・、あああ・・・、
あああ・・・、あああ・・・、
あああ・・・、あああ・・・、
あああ・・・、ヤザワクン・・・、
ヤザワヒロシクン・・・、
ワタシヲイジメタ・・・、
ユルサナイ・・・
あああ・・・、あああ・・・、
あああ・・・、あああ・・・」
「ギャ~~~!」
しばらくして、公園に矢沢は
倒れていた。
目を開き、口から血を吐いていた。
「チリンチリン!チリンチリン!」
「ん!?今のは男の悲鳴!?
公園から!?」
伽耶が公園にやって来た。
「ああ!人が倒れている!
目を開け口から血を吐いている!
また、弥奈子の仕業!?
あれ?この兄さん、昨日も公園に
居た人?
この兄さん秩父を離れなかったの?
離れる様に言ったのに・・・。
そしたら、弥奈子に呪われなくて
済んだのに・・・」
伽耶は、鈴を鳴らしながら
公園を出て山に向かった。

「トン!トン!トン! トン!トン!トン!」
霊能者の和智が山に結界を
貼っていた。
「チリンチリン!チリンチリン!」
(ん?鈴の音?また伽耶さんか。
今度はなんだ?)
伽耶が山にやって来た。
「和智さん、山からとおりゃんせが
聞こえたでしょ?」
「いいえ、聞こえませんでしたけど?」
「そんな事ないわ!今公園に行ったら
男性が死んでいたわ!
目は開き、口から血を吐いていたのよ!
弥奈子の仕業に決まっているわ!」
「でも、山からは何も聞こえません
でしたよ」
「そんな・・・。
それじゃ、あの男性はいったい
誰に呪い殺されたの?」
「伽耶さん、最近気付いたけど、
山には2つの霊魂があるみたいです」
「2つの霊魂?」
「弥奈子の霊魂と、もうひとつの霊魂の
2つがあるみたいです」
「もう1つの霊魂っていったい誰なの!?」
「まだ、そこまでは知りませんが・・・。
恐らく、公園で呪い殺された男性は
弥奈子ではなく、別の霊魂によって
呪い殺されたかも知れませんね」
「もう1つの霊魂・・・」
数日後、龍也達は矢沢の
告別式に参列していた。
「星野?矢沢の奴公園で
亡くなっていたらしいな」
「ああ、矢沢は仕事を辞めて
収入が亡くなったから
アパートから出されたらしい。
公園で野宿していたらしい」
「矢沢は、その公園で
倒れていた・・・。
しかも、目を開き口から
血を吐きながら・・・。
戸田、相川、紀香ちゃんと
同じ死に方・・・」
秀子が声を掛けた。
「やはり千恵子が呪い
殺したのでは?」
「う~ん」
龍也は考え事をした。
「どうしたの星野君?」
「矢沢達は、千恵子ではなくて
弥奈子に呪い殺されたかも
知れない・・・」
「ヤナコって誰なの?」
「職場の人から聞いたんだ。
遠い昔、秩父に弥奈子という
女性がいたらしいんだ。
弥奈子は、村八分にされ
母親から山に捨てられたらしい。
その山は、今は桜弥神山と
呼ばれているけど、昔は六露山と
呼ばれていたらしい。
弥奈子は六露山に捨てられ、
あとから、弥奈子が下山するのを
恐れた村人達が、六露山に火を放った
らしいのだ。
きっと、弥奈子は死んだろう。
その後、数年後に六露山に緑が戻り
桜が咲く様になってから
名前を桜弥神山に改名したらしい」
「矢沢君達を呪い殺したのは
千恵子ではなくて、そのヤナコという
女性・・・」
秀子は考え事をした。
(でも、先日私の夢に出てきた
白い着物の女の子は、
千恵子だったはず・・・。
だって、私の名前を呼んで
いたから。
ヤナコという人とは面識が無いから
私の名前なんて知らないはず・・・)
continues・・・
♪finale♪L'Arc~en~Ciel(小説 ending)
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●月夜のfantasy的な小説●
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