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~ infection panic ~

                 (infection)

 

 

   男から性欲が失われると・・・

 

 

 

 

天使のわけまえ

(小説 opening)

 

 

 

 

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           (小説文)

 

 

 

 

 

「白石さん、高野さん、

そろそろ成田空港に着きますよ」

「わかりました、湯川さん」




志織達は飛行機から降り

到着ロビーから出て来た。

空港には、小早川と藤原が

来ていた。


「やあ!三浦君、湯川君、白石君、

高野君、おかえり」

「ただ今戻りました、小早川教授」

「ん?三浦君は大丈夫なのか?

何か寒そうだな」

「ええ・・・」

三浦は小早川に目を合わさなかった。



藤原が志織と高野に声を掛けた。

「志織、高野さん、おかえり」

「ただいま、琴葉」

「体調はどう?」

「私達は大丈夫だけど、

三浦さんがちょっと体調

良くないみたい」

「本当だわ・・・。

それに、身体が赤くなってない?}

「うん、私もそれを気にしているけど、

アンナさんに診て貰ったけど

異常は無いと言われたわ」

「そうなんだ・・・」



「よし!それじゃ大学に戻るか。

他の研究員も首を長くして

待っているぞ」

「はい!」



志織達は、空港から大学に

向かっていた。

(はぁ、やはり日本は落ち着くわ。

私、もう絶対にガイアナには

行きたくないわ・・・)

志織は、一樹にpearlを送っていた。

(電波も復旧したわ・・・。

早く一樹に会いたい・・・)



三浦は助手席に座っていた。

運転していた小早川が

三浦に声を掛けた。

「三浦君?大丈夫か?」

「平気ですよ、ただ寒いだけですよ」

「湯川君の話では、発熱も出たそう

じゃないか?」

「ええ、でも良くなりました」

「一応、大学に戻ったら

私も診てあげるから」

「お願いします・・・」


(三浦君はもしかして感染したのかな?

ジャングルだからな、何かのウイルスに

感染してもおかしくないよな。

でも、今のところは三浦君だけが

体調を崩しているようだな。

まさか、例の製薬を注入された訳では

ないよな・・・。

アンナの報告では、現地に赤い身体の生物、

赤いゾンビが現れたとあった・・・。

赤いゾンビは、元々は先住民族で

例の製薬を注入したみたいだ。

本来であれば、狂暴性はなく

単に無性欲になるだけなんだが、

副作用になって狂暴化したという事か。

赤いゾンビは、その副作用によって

起きてしまったというのか。



まさか、三浦君も同じ事になるのか。

それとも、ただ体調が悪いだけなのか。

しばらく、三浦君には目が離せないな。)


「湯川君?君達使節団はネルソン教授から

注射を打たれたとかは無かったか?」

「注射ですか?いえ、別に打たれていませんよ」

「そうか・・・」



(という事は、アレンギグター製薬は

特に注入された訳ではないという事か。

それなら、三浦君が無性欲になる事はないな。

恐らく、他のウイルスに感染したかも知れない。

身体も赤くなっているしな・・・)



志織達は、大学の研究所に戻って来た。

他の研究員が迎えてくれた。


「お疲れ様でした!使節団の皆さん!」

誰よりも早く最年少の若村千尋が

迎えてくれた。

千尋は、三浦と目が合った。


(あ、三浦さんだ・・・)


しかし、三浦は千尋に声を掛ける事無く

そのまま通り過ぎた。

(あれ?三浦さん、いつもより様子が

変だわ。あの女好きな三浦さんから

無視されたわ、こんなの初めてだわ。

何かあったのかな?体調悪そうだし・・・)





小早川は、三浦を連れて診察室に向かった。

「三浦君、服とズボンを脱いでくれ。

診察を始めるから」

「はい、教授」

三浦は、服とズボンを脱いだ。

(身体の大半が赤くなっている・・・。

やはり、伝染病に掛ったのか?)



診察後・・・。


「三浦君、特に問題は無いな」

「そうですか・・・」

「みんなのところに戻っていいよ」

「はい、失礼します」

三浦は診察室から出た。

(う~ん、特に伝染病の症状は無いな。

頭痛や吐き気も無さそうだし・・・。

それじゃあの赤いのはいったいなんだ?

アレンギグター製薬も注入されていない)




その日の夜。

志織は、カクテルバー・ミレディに

来ていた。

「ああ~~!やっぱり日本がいちばんだわ!」

「おい志織、飲み過ぎだろう」

「いいじゃない一樹、久しぶりのカクテル

なんだから」

「それで?ガイアナはどうだったんだ?」

「最悪よ!道路は舗装されてないし、

内戦は起きているし、民宿の部屋はベット

しか無いし、夜中にジャガーが出て来るし、

もう最悪だったわよ。

その後はジャングルの中を歩いたわ。

ジャングルにもジャガーや大蛇も居たし。

生きて帰れたのが奇跡なくらいよ」

「そうか、余程苦労したんだな」

「そうよ!私、二度とガイアナには

行かないわ!」

「でも、小早川教授から行けと

言われたら行くしかないだろう?」

「その時は、断固して断るわ!」

「そんな事出来るのか?」

「だいたい女子にあんな危険な国に

行かせるなんて!これってパワハラじゃない!」

「研究員なんだから仕方ないんじゃないか?」

「男子研究員だけ行けばいいじゃない!」

「落ち着けよ、それよりもう遅いから

帰った方がいいよ。

ガイアナも治安悪いだろうが、

この地域だって治安が悪いからな」

「嫌よ!今日は一樹と一緒に帰るわ!」

「しょうがないなぁ・・・」





研究室では、小早川がアンナからの

メールを読んでいた。


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(メール)


Professor Kobayakawa, this mission has made me 
realize just how dangerous the situation has 
become.
As such, I have hastily disbanded the mission.
After returning from the area,
I immediately reported the situation to the 
Guyanese government.
The Guyanese government dispatched its national 
army to the area,
but I've heard that the army has not yet returned.
Something must be going on there.
I believe it has something to do with the red 
zombies.
The red zombies were originally indigenous,
but we injected them with the Allengigter drug, 
which caused them to become violent due to side effects.
For the time being, we have handed the Allengigter 
drug over to the researchers dispatched by Professor Kobayakawa.

However, I believe that putting Allengigter drug 
into practical use would be too risky.
It is true that it has been proven to cause asexuality,
but it can cause even more terrifying side effects.
So, I hope Professor Kobayakawa will understand.
 I think the commercialization of Allen-Guitar Pharmaceuticals should be abandoned.

Also, Professor Nelson and several other members
 of the delegation have yet to return.

The national troops that were deployed have not returned either, so it seems the Guyanese 
government will not be deploying its troops anytime soon.

小早川教授、今回の使節団派遣で

いかに現地が危険な状態になっているのか

わかりました。

それで、急遽使節団を解散しました。

私は、現地から戻った後、

すぐにガイアナ政府に現地での事を

報告しました。

ガイアナ政府は、現地に国軍を派遣しましたが、

その国軍が未だに戻ってないとの事です。

きっと、現地で何かが起こっているのでしょう。

あの赤いゾンビが関係していると思われます。

赤いゾンビは、元々は先住民族でしたが、

我々がアレンギグター製薬を注入した事で

副作用が起きてしまい狂暴化したと

思われます。

とりあえずアレンギグター製薬は、

小早川教授が派遣した研究員達に

渡しました。

しかし、アレンギグター製薬の実用化は

あまりにリスクが大きいと思います。

確かに、無性欲症状になるのは

証明されていますが、

それよりももっと恐ろしい

副作用が起こります。

なので、どうか小早川教授もご理解

いただきたいと思います。

アレンギグター製薬の実用化は

辞めるべきだと思います。




それと、ネルソン教授と数人の使節団が

まだ戻っていません。

派遣された国軍も戻ってないので

ガイアナ政府は、当分国軍は派遣しないと

思われます。



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(ネルソン教授は戻ってないのか。

現地で何が起こっているんだ?

赤いゾンビって・・・)

小早川は、透明色の瓶を取り出した。

(これが、アレンギグター製薬・・・。

注入する事で、無性欲状態となる・・・。

異性に欲を抱かせなくなる・・・。

画期的な発明だな・・・。

リスクが高い、狂暴化して

赤いゾンビが産まれてしまう。



赤いゾンビか・・・。



現地の先住民族の殆どがゾンビ化

してしまったと言う事か。

そのゾンビ達を外部に出したら

大変な事になるか・・・)







その頃、研究員の三浦は電車に

乗っていた。

三浦は、スマホで音楽を聞いていた。

その時、三浦が乗っていた車両に

女子高生数人がやって来た。


女子高生達は三浦を見て

小声で話した。



「ねえねえ?あの人?また居るわ」

「ああ、知ってる、先日あの人に

声かけられたわ。

結構しつこい人だったわ」

「確か、関東総科大学の研究員って

言っていたわね、あと、医師みたいよ」

「そうなんだ」

三浦は、女子高生達と目が合った。

「やだ、目が合ってしまったわ。

また話し掛けられるわ」

しかし、三浦はすぐに目を反らした。


「あれ?おかしいわ、いつもなら

話しかけて来るのに」

「なんかさぁ、体調悪そうじゃない?

近付かない方が良さそうね」




電車が駅に止まり、三浦が立ち上がった。

三浦は、女子高生達を睨みながら

電車から降りた。

電車は再び出発した。


「ねえ?今あの人に睨まれたよね?

やっぱり変だよね、いつもなら笑いながら

話しかけて来るのに」

「別にいいんじゃない?

話しかけて来ない方がいいわ」

「そうね」






(ああ!なんかイライラするな!

女を見るとイライラしてくる!

いったいどういう事なんだ!)




その時、三浦はサラリーマンの男性と

ぶつかった。

「痛てぇなぁ!何処見てんだよ!」

サラリーマンの男性が

三浦を見て怒鳴った。

しかし、三浦はそのまま歩いていた。

「おい!待て!」

三浦は立ち止まり、男性の方を向いた。

三浦は男性を睨んだ。

「てめ~!謝れよ!」

三浦は無言だった。

「何か言えよ!」

男性は三浦に襲い掛かった。

「馬鹿野郎~~!」

三浦は男性を思いっきり殴り、

男性はその場で転んだ!

「痛てぇ!」

男性は鼻血を流した。

さらに、三浦は男性を思いっきり

蹴飛ばした。

男性はさらに転んだ。

三浦は男性を睨んでいた。



(何だよこいつ!)

男性はその場から逃げた。


「はぁ~~~、はぁ~~~、はぁ~~~」


三浦は息が荒くなった。

(何でこんなにムカつくんだ?

俺が人を殴るなんて・・・。

いったいどうなっているんだ?

まるで、何かに操られているみたいだ)



三浦は、周りの人々に注目されながら

駅から出た。

その時、三浦のところに警官が

走って来た。

「君!今ホームで人を殴ったそうだな!

通報が来たんだ!

一緒に署まで来てもらおう!」

三浦は、警官と警察署に向かった。




研究所に一本の電話が届いた。

夜勤の研究員上野直彦が電話を取った。

「え!?警察!?え!?

三浦さんが警察署に!?」

三浦は電話を切ると、小早川の部屋に

やって来た。

「小早川教授!?大変です!」

「どうした?上野君?」

「今、警察署から電話がありました!

三浦さんが駅のホームで

暴力事件を起こしたそうです!」

「何だって!?三浦君が暴力事件!?」

「はい!今、三浦さんは●●警察署に

いるそうです!」

(三浦君が暴力なんて!

彼が人に暴力を振るうなんて信じられない。

いったい何があったんだ!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

continues・・・

 

 

 

 

♪missing you♪

(小説 ending)

 

 

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●月夜のfantasy的な小説●

 

 

輝く空の静寂には

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