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~ infection panic ~
(infection)
男から性欲が失われると・・・
♪天使のわけまえ♪
(小説 opening)
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(小説文)
翌朝、使節団一行は再び学堂に集まった。
使節団一人一人に水と食料が与えられた。
さらに、懐中電灯、ナイフ、地図、コンパス、
専用スマホが与えられた。
「Now, we will be distributing protective
gear to all members of the delegation.
Please be sure to change into your protective
gear. We will also be providing boots and helmets.」
「それでは使節団の皆さんにこれから
防護服を配りますので、必ず防護服に
着替えて下さい。
ブーツとヘルメットも配ります」
「こんな服って初めて着るわ」
「そうね、高野さん」
「本格的って感じだね、白石さん」
「ジャングルを歩くから、
それなりの服装じゃないと
危険かもね」
「Before we depart, everyone,
Professor Nelson has a few words to say.」
「それでは皆さん、出発する前に
ネルソン教授からお話があります。」
「Members of the delegation, we are now about
to depart for our destination. As Anna explained yesterday, please follow these three rules. We will have an escort with us, but each of you should
also take personal precautions for your own safety. There are wild animals in the jungle, so there
are many potential dangers. Please follow the instructions of the military personnel.
Now, let's depart for our destination.」
「使節団の皆さん、これより現地に出発しますが、
昨日、アンナの説明でもあったように、
3つのルールを守って下さい。
今回は護衛も付きますが、皆さんもそれぞれ
自分の安全確認を行ってください。
ジャングルの中は野生の動物が居ますので
危険もたくさんあります。
軍人たちの指示に従って歩いて下さい。
それでは現地に向けて出発します」
使節団は、ネルソン教授と助手アンナを
先頭に一斉に大学から出た。
バスに乗り、ジャングルへと移動した。
道は舗装されておらず、バスが進む度に
バスが大きく揺れた。
(もう!耐えられない!この揺れ!
本当に発展途上って感じだわ!
これじゃジャングルに着くまでに
頭を何度も打ち続けるわ!)
約1時間をかけてバスは
ようやく止まった。
バスから使節団が次々と降りた。
「ああ!やっと外に出られた!
バスの中は最悪だったな。
あの揺れ何とかして欲しいよ」
「おい、これからずっとジャングルを
歩くんだぜ、本当の苦痛はこれからだよ」
「ああ、そうだったなぁ・・・」
目の前には、ジャングルが広がっていた。
「白石さん、凄いですね」
「本当ね、高野さん、
これからこのジャングルを
歩くと考えるだけでゾッとするわ。
こんなジャングルの中に人が
暮らして居るなんて信じられないわ」
リーダーの三浦がメンバーを集めた。
「湯川君、白石君、高野君。
これからジャングルの中に入るぞ。
アンナさんの言われた様に
メンバー同士で行動しろよ。
ジャングルの中で逸れたら
大変な事になるぞ」
「ええ、わかっていますよ、三浦さん。
それより、三浦さんこそルールを
守って下さいよ。
一人行動は避けて下さいよ」
「わかったよ湯川君、女子も居るし、
俺達男が守らないとな」
使節団一行は、2列になって
並びながらジャングルに入った。
一行の側には、軍人が護衛に付いた。
(初めてジャングルに入るけど
本当に怖いなぁ。
木が沢山あり過ぎて
思わず迷ってしまいそうだわ。
無事出られるかしら・・・)
「キー!キー!キー!」
「キャ~~!」
使節団の女性が突然悲鳴を上げた。
「どうした!?」
「大丈夫です!問題ありません!
鳥の鳴き声に驚いただけです!」
(なんだ・・・、鳥か・・・。
でも、ジャングルの鳥って
不気味な鳴き方するわね・・・)
志織は、高野と手を繋ぎながら
周りを見ながら歩き続けた。
「ちょっと、三浦さん、
歩くのが早いですよ。
メンバーから離れないで下さい」
「湯川君、俺ちょっとネルソン教授に
話したい事があるんだ。
すまないが、湯川君が白石君と
高野君を先導してくれ。
それじゃ頼んだよ」
「何を言っているんですか?
一人行動は駄目ですよ」
「心配するなって、すぐに戻って
来るから」
「あ!三浦さん!」
三浦は去った。
「全く三浦さんは自分勝手だなぁ」
「いいわよ湯川さん、私達三浦さんが
居ない方がいいから」
「そんな事言ったって、
ルールはしっかり守らないと」
「そうだけど・・・」
使節団一行は、約1時間近く
歩き続けた。
「よし!ここで休憩を取ろう!
みんな!遠くに行くなよ!」
「はい!」
使節団一行は、重い荷物を
降ろして座った。
「ふぅ~!疲れたな、
普段こんな場所歩かないからな。
それにしても、スマホでYouTubeが
見れないのが残念だな。
普通のスマホは電波が届かないし」
「おい、俺達は遊びに来たんじゃ
ないぞ、しっかり仕事しないと駄目だ」
「わかっているけどさぁ・・・」
休憩が終わると、使節団一行は
再び歩き始めた。
歩き始めてから約30分くらい
立ったとき、湯川が立ち止まった。
「どうしたの?湯川さん?」
「ごめん、ちょっとしょんべん
したくなったよ。
先に行っててくれ」
「でも、一人行動は駄目だって」
「我慢出来ないんだ。
大丈夫、軍人さんと一緒に行くから。
後から追い掛けるよ」
「わかったわ、気を付けてね、湯川さん」
湯川は、軍人二人と共に
列から離れた。
湯川は、大木の近くでしょんべんをした。
(ジャングルのいい所は、
自由に用が足せる事だな。
普段の生活ではあり得ないからな。
それにしても、ネルソン教授は、
今回の研究は世紀の大発見と
言っていたけど、いったいどんな
研究をしたんだ?
無性欲とか言っていたけど、
具体的にどんな症状なんだろう・・・)
「うわぁ~~!」
急に湯川が悲鳴を上げた。
「what up!?」
「どうした!?」
「A member of the delegation fell down the slope!」
「使節団の男性が坂から転げ落ちた!」
軍人二人が湯川を助ける為、
坂を下りた。
「There he is! He's lying down along the riverbank!」
「居たぞ!川沿いに倒れているぞ!」
湯川は、川沿いの近くにうつ伏せで
倒れていた。
「痛たたた、転げ落ちてしまった・・・」
湯川はゆっくり立ち上がった。
「うわぁ~~!」
その時、軍人の叫び声が聞こえた。
「ああ!軍人さん!」
軍人二人は足を滑らせてしまい
川に直接落ちてしまった。
「Hey! Get out of the river right now!」
「おい!早く川から上がれ!」
「大変だ!軍人さんが川に落ちた!」
湯川は軍人達を助けようとした。
軍人は湯川を怒鳴った。
「No! Don't go near the river! Stay away!」
「駄目だ!川に近づくな!離れてろ!」
「Leave!? Why would we do that!?」
「離れる!?どうして!」
突然、水面から何者かが顔を出した。
「It's a crocodile! A crocodile has appeared!」
「ワニだ!ワニが出たぞ!」
「ワニだって!?」
ワニはかなり巨大だった。
ワニは軍人達に襲い掛かった。
「うわぁ~~!」
川は一気に赤い血に染まった。
「Run away! Don't worry about us, just run!」
「逃げろ!俺達に構わず逃げろ!」
「I can't do that!」
「そんな事出来ないよ!」
「Just run away! You'll be attacked too!」
「いいから逃げろ!お前も襲われるぞ!」
巨大ワニは一瞬で二人の軍人を
喰い殺した。
川の水は一気に赤い液体となった。
(嘘だろう!軍人さん二人を
簡単に食い殺しやがった!
俺のせいだ!俺のせいで!
あの軍人さんは俺を助ける為に
英雄になったんだ・・・)
「ああ~~~!俺って馬鹿だぁ~~!」
湯川は大声で叫んだ。
一方、志織と高野は。
「ねえ?白石さん?
湯川さん遅いわね」
「う~ん、多分今追いつこうと
しているはずよ。
きっと大丈夫よ、軍人さんも
付いているから」
「そうね」
湯川は必死に使節団一行に
追いつこうとしていた。
(しまった!一行からかなり
遅れを取っているな。
軍人さんも居ないから
道がわからなくなった。
ジャングルは迷路の様だから
すぐに迷ってしまう。
向かっている方向で当たって
いるのかもわからない。
くそう!俺が悪いんだ!
軍人さんが死んだのも
すべて俺が悪いんだ!
あの軍人さんだって
家族が居ただろうに・・・)
湯川はジャングルの中を
彷徨っていた。
三浦が志織達の所に
戻って来た。
「あれ?湯川君は?」
「湯川さんは、トイレに行きたいと
言ったきり戻って来ません」
「トイレ?ジャングルにトイレ
なんか無いぞ」
「そうですけど・・・」
「でも、軍人さんと一緒なんだろう?」
「はい、一応・・・」
「それじゃ大丈夫だ。
すぐに追いつくだろう」
「あのう?三浦さん、私達で
湯川さんを探した方がいいのでは
ありませんか?」
「馬鹿だな白石君は。
勝手な行動は駄目だろう。
俺達まで一行から逸れたら
どうするんだよ」
「だってこのまま湯川さんを
放っておく訳にはいきません。
私達仲間じゃないですか」
「大丈夫さ、きっと湯川君は
軍人さんと戻って来るよ。
だから俺達は先を急ごう」
「でも・・・」
(何よ!自分は勝手な行動
しているくせに!
それでもリーダーって言えるの!?)
志織は三浦を睨んでいた。
しばらく歩いていると、
森の中に大きな川が見えた。
「Professor Nelson? I saw a large river.」
「ネルソン教授?大きな川が
見えました」
「Okay! Anna, it's getting dark now, so let's
set up camp here for tonight.」
「よし!アンナ、そろそろ薄暗くなってきたから、
本日はここでキャンプをしよう。」
「Okay, then I'll go and inform the members
of the delegation.」
「わかりました、それでは私は使節団一行に
伝えて来ます」
アンナはメガホンで、使節団一行に案内した。
「Members of the delegation, we have spotted a
large river. We will set up camp here today.」
「使節団の皆さん、大きな川が見えました。
今日はここでキャンプをします」
「おお!やっと休めるな」
使節団一行は、川の近くにテントを張った。
そして、薪を焼いて夕食の支度をした。
志織達もキャンプ地に到着した。
「ふう~、疲れたわ」
志織と高野は座り込んだ。
「それじゃ白石君、高野君。
俺は今からネルソン教授に会ってくるよ」
「三浦さん、ついでにネルソン教授に
湯川さんの事も伝えて貰えますか?」
「わかった」
三浦は去った。
「本当に湯川さん大丈夫かな?」
「そうだね、心配だよね、白石さん」
志織達は鞄から食べ物を取り出した。
「お腹空いたね、先に食べよう」
しばらくすると、三浦が戻って来た。
「三浦さん?ネルソン教授に
湯川さんの事伝えましたか?」
「勿論伝えたよ、今から軍人さん
数人に探しに行ってもらうらしい」
「そうですか、良かった・・・」
「それより腹空いたな、俺も何か食おう」
(ふん!湯川なんてどうでもいいよ!
あいつと一緒だと何かと面倒なんだよ!
どうせ今頃、ジャングルの中を
彷徨っているか、肉食獣に喰われているか
どちらかだろう。
あいつが勝手な行動するから悪いんだ。
小早川教授には、湯川が言う事を
聞かなかったと言えばいい)
一方、湯川は大木に持たれながら
夜空を見ていた。
(月が見える・・・。
そう言えば、長い間夜空を見た事が
無かったな。
日本では毎日仕事に追われて
いたからなぁ。
実家の家族にも連絡してない。
母さん元気かな・・・。
俺は親不孝な息子だな。
母さんは女一つで俺を
育ててくれたのに。
俺を大学までいかせて
くれたのに。
俺は、大学進学してから
一度も実家に帰った事が無い。
本当は親孝行がしたいのに。
もしかすると、俺はまた親不幸な事を
するかも知れない。
無事に帰国できるかわからない。
俺は一人ジャングルの中を
彷徨っている。
俺はこのまま死んでしまうのか。
肉食獣の餌食になるか、
それとも餓死するかのどちらか
かも知れないな・・・。
俺の人生は何だったんだ・・・。
好きな女性にも未だに
告白していない・・・。
白石さん・・・)
湯川は絶望していた。
continues・・・
♪missing you♪
(小説 ending)
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●月夜のfantasy的な小説●
♪輝く空の静寂には♪
(blog theme)


