今日はイタリアのQuella Vecchia Locandaの2ndにして最終作Il Tempo Della Gioiaです。

プログレというジャンルにおける最重要作の一つと言っても過言ではないほど奇跡的な完成度を誇る名作です。

イタリアらしいリリカルでクラシカルな響きは他の追随を許さず、アコースティックとエレキが違和感なくこれほど美しく融合している音楽はそうそうありません。

歌も味わい深く言うことなし。

高校生の時に初めて耳にした時の衝撃は今でも忘れられず、今でもよく手に取るアルバムで、いつでもわかる場所に置いてある数少ない一枚です。

(ほとんどのレコードは適当な場所に戻すのでどこにあるかわかりません)

オリジナルで聴くのがずっと夢でしたが、状態はそれほど良くないものの大学生の頃にイタリアのディーラーから買ったプロモ盤が今でも宝物です。

さて、プレスは74年のイタリア盤がオリジナルで、当時の他国プレスはありません。

一時期コーティングのものあるという噂があった時期がありましたが、どうも好事家が手作りしたものだったようです。

ラミネートは意外に簡単にできるそうな。

再発で音が良いのは90年代のComtenpo盤でMuseoなどもそうですが中音域はまずまずです。

最近ではEdison盤の帯付きでもそれなりに高いそうですね。