今日はイタリアのPremiata Forneria MarconiのデビューアルバムStoria Di Un Minutoです。

1stにして驚異的な完成度で、構成、演奏技術ともプログレを代表する作品。

幻想物語という邦題は太陽と戦慄くらい的を得ています。

イタリアらしい抒情性と力強いパートのバランスが素晴らしく、それぞれの楽器が目立ちすぎることなく調和しており、絶妙としか言いようのない均衡をの上に成り立つ名作。

メロトロンの使い方も非常にうまいので愛好家の方にもおすすめです。

オリジナルは72年のイタリアプレスで、ダブルジャケットの裏面に1/72の記載があり、両面に深溝のあるものがファーストプレスです。

以降沢山プレスがあり、私のは盤残りがあったのか途中で入れ替わったのか、レコードだけオリジナルでジャケットは75年のダブルジャケットながら内側にレコードの入れ口があるwallet型と呼ばれるものです。

この翌年に出たものはシングルジャケットになっていますが、音はまだ鮮度十分で悪くないです。

後年の再発を買うのならばここらあたりまでを探した方が満足感高いと思います。

オリジナルは一時値段が下がりましたが昨今のアナログブーム影響か高騰しています。

まあ内容良いからしょうがないですが。

ぜひアナログ爆音でお楽しみください。