最近昔の歌謡曲にはまっています。

といっても流行りのシティーポップではなく、正真正銘の歌謡曲です。

これまであまりじっくり聴いたことがなかったのですが、オーディオがようやく満足いく状態になったので色々と聴いたみようとたまたま家にあったあみんの待つわを聴いたことがきっかけです。

45回転の音の良さもあるんですが

- 原曲の素晴らしさと音の骨格

- 原曲への肉付けをする編曲の素晴らしさ

- スタジオミュージシャンの演奏技術の高さ(特にリズム隊が鉄板)

が手に取るようにわかり、聴き流すのではなくしっかりと音に向かい合って聴くことに目覚めました。

メルカリで手軽に買えるのも良いです。

ジュディ・オングの魅せられても最近買ったもので、歌は勿論ですが曲が何といっても壮大で素晴らしい。

筒美京平先生が作曲編曲なので当たり前なのですが、非常によくできています。

阿木燿子先生の歌詞も行間を読み解く力を必要とする難解さもあり最近のストレートな歌詞に慣れている方には新鮮に感じると思います。

バックの演奏もとても良くて、ドラムのノリの大きさに驚かされます。

ベースも気持ちいいところに音が入ってきて、張りのある素晴らしい音です。

なぜエーゲ海なのかはわかりませんが、しっかりブズーキも最後の方に登場してきます。

カップリングのB面もしっかりとした曲作りがなされており、良い曲です。

お金をかける楽しみもありますが聴き方ひとつでコスパも満足度も高い独自の楽しみ方が見つかると人生がより豊かなものになりますね。

20年ほど前にまだプログレ駆け出しだったころ、プログレを卒業されたというおじさまがアイドルもののバックの演奏が良いと言っていたことを思い出す今日この頃です。