「与えること」ではなく「邪魔をしないこと」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

束の間の学期休み。

GWの終了と共に、博士課程の夏学期が開始します。

 

いつもは早めに準備をするのですが、今回はなかなか取りかかれず…。

気付くと、読書ばかり。

 

この休みの期間、少し前にご紹介したSusan Stephenson先生の書籍にばかり手が伸びています。モンテッソーリアンとして敬愛しているのはもちろんのこと、アーティストとしての才能にも惚れ込んでいる母。

 

 

このシリーズの表紙の絵はすべてSusan先生の作品です。

アメリカから取り寄せたこれらの作品にいつも癒しをいただいています。

 

今朝の朝読はトップ写真のこちら。

 

 

モンテッソーリ教育の最高の入門書と称されるこの書籍。

4部作になっています。

 

    

Part 1 3~6歳
Part 2 6~12歳
Part 3 0~24歳
Part 4 親と教師

 

We call the activities through which he creates himself “work” rather than “play” only because the use of this word reminds us adults to respect and not to interrupt the child. This work not only fulfills the child’s potential but also seems to be the most powerful force in creating the peace in the world we all long for (Stephenson, 2013, p.4). 

 

私たちが、子どもが自分自身を創造する活動を「遊び」ではなく「おしごと」と呼ぶのは、この言葉を使うことで、私たち大人が子どもを尊重し、邪魔をしないようにすることを思い起こさせるからにほかならない。このおしごとは、子どもの可能性を引き出すだけでなく、私たちが望む世界の平和を創造する上で最強の力となるだろう。

 

書籍の中に出てくるSusan先生の一節。

モンテッソーリ教育では、なぜ「おしごと」と呼ぶのか、聞いたことがある方も多いかもしれません。

 

今回再読をしながら、「邪魔をしないようにするため」という言葉がずっしりと心に響きました。いつも、子ども達に何かを与えようと必死な大人。けれども、案外必要なのは「与えること」よりも「邪魔をしないこと」なのではないのかと改めて感じました。

 

この書籍には、モンテッソーリアンとしての半世紀にも渡る知恵と経験が詰まっています。世界中のモンテッソーリ教育を愛する人たちにも理解できるよう、平易でシンプルな英語で綴られているところにもSusan先生の優しさを感じます。

 

Susan先生と40年以上も親交のあるAMIモンテッソーリ・トレーニング・ディレクターを務めたRita Zener博士はこの書籍の情報は最高級だと表現しています。モンテッソーリスクールの教師としてだけではなく、息子さんと共にホームモンテッソーリを長年実践してきた母親としての経験が、我が子をモンテッソーリ園・モンテッソーリ小学校に通わすことができない家庭からも絶大な支持を受けている理由の一つなのではないかと感じます。

 

連休後半の旅のお供にもやっぱりこのシリーズ。

夏学期開始までの最後の時間を楽しみたいと思います。

 

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