博士課程への入学を決めてから、たくさんの方々から応援のメッセージをいただき、とても有難く感じています。そして中には、母のブログ記事を見て、将来海外大学院に挑戦してみたくなったというお声までいただき、ブログ記事がどなたかの背中を押すお手伝いが出来ているのだとしたら、これほど嬉しいことはありません。
今日は、願書出願前の情報収集について少し綴ってみたいと思います。
モンテッソーリの修士課程を始める前に、読んだ本がありました。
3歳、1歳、1ヶ月のお子さん達の母親兼、ハーバードの大学院留学をされた産婦人科医の先生のお話。今、自分自身の修士生活を振り返ると、知識や経験ではなく、まさにこの書籍にも書かれていた通り、タイムマネジメントがすべてだったと改めて感じています。
当時は、とにかくこれから先、どのような生活が待っているのか、全く予想が出来ず、ただただ誰かに「大丈夫」と言ってもらいたくて、激励の言葉だけを探していたような気がします。
しかし、今回の博士は以前と同じような「受身」ではなく、自ら情報入手のために主体的に動くことが必須だったと感じています。
今回の博士課程に願書提出をする前に母がしたことは、とにかく情報を出来るだけ多く集めることでした。授業のシラバスは別ルートで入手しなければならない学校も多い中、このプログラムは全コースのシラバスがすべて大学のウェブサイトよりダウンロードできるようになっていたため、あらかじめ入手し、それぞれのコースのテキストをKindleですべて試し読みを行いました。
これを行うことで、実際の授業ではどのような学びが繰り広げられるのか、なんとなくイメージができるため、果たして本当に自分が学びたいことと合致するのかを見極める助けとなりました。
そして次に行ったののは、希望する大学院のアドミニストレーターたちにコンタクトをすること。
- 願書出願の際にお世話になったのはEnrollment Specialistと呼ばれるリクルーターたち。
- International Studentとしてお世話になったのはInternational Student Serviceのオフィス。
- プログラム内容については、学部長。
- そして教育学部全体についてはそのカレッジの学長。
- 論文添削に関してはWriting Center。
などなど。
1つの学校においても複数の方たちにお世話になり、出願前にやり取りしたこの学校とのメールの数は100通以上を超えていました。
そして様々な部署のアドミニストレーターたちと関わると、学校のカラーが見えてきて、ネームバリュー云々よりも自分が心から惹かれる学校なのか。もし運よく卒業までプログラムに在籍することができたとしたら、母校になるということを考えると、18歳で選んだ大学選びとは全く違った基準であることに気付かされました。
そしてやはり聞きたかったのは、このプログラムに在籍もしくは卒業した学生の声。
中には、そのプログラムのFacebookに入学希望者も承認してもらえる学校もありますが、残念ながら母の学校はそのようなFacebookが存在するかどうかすら分からなかったため、生の声は一切聞くことができないまま入学を決めることとなりました。
しかし、入学を決めてからすぐに招待されたFacebookでは、在校生だけではなく卒業生たちからも博士課程を修了するまでの山のようなアドバイスが綴られており、合格通知をいただいてから毎晩これを読むために寝不足続きです。
中には…。
- 1学期間、泣きっぱなしだった
- 最初の学期の2週目で退学を決め、翌年出直した
- 長年校長職に就いているが、50年間の人生で一番辛いと感じた
といったような修士時代には考えられないようなコメントも多々見られ、あらためて博士課程とはこれまで想像もしたこともないような道のりになるのだと感じています。
秋学期の授業登録も何とか終わり(これも一苦労なのがアメリカの大学!)、クレジットカードで学費を支払う手が震えた母(笑)。
果たしてこの選択は合っているのだろうか…。
その答えが出るのはもう少しだけ先。
恐怖でしかない新学期まであと10日です^^;
◆◆
台風の接近、上陸の恐れで落ち着かないお盆休みですね。
ぜひ備えをしっかりと準備して、お気を付けてお過ごしください。
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