前回の記事には、たくさんの「いいね!」やコメント、メッセージなどありがとうございました。いつも皆さんからいただく応援に支えられていると改めて感じています。
今回、進学を決意したアメリカの博士課程。
しかし、修士を始めた頃は博士を目指すという考えは全くありませんでした。
そもそも、モンテッソーリ教育を学べる博士課程が存在しないのであれば、大学という組織に籍を置いた学びはもうこれで終了。
そう感じていました。
しかし、修士の学びが進めば進むほど、どんどん欲が出てきた博士への道。
もう20年以上も在籍する大学という現在の職場には、この博士の長い道のりを歩んできた同僚が沢山います。
そして何よりも刺激になったのが、今回母の修士卒業と同時に、オンラインの博士を修了した友人の存在。母同様、自らの学びのためと始めたものの、終わってみればアイビーリーグのDeanクラスのポジションに就任。
大学という学びの場所は、自分が想像できるもの以上のものを、時には与えてくれるのだと実感しています。
「それだけ情熱があるなら、絶対に進んだ方がいい!」
周りにそう押されて、始まった博士課程のプログラム探し。
「教育」といっても、アメリカの博士課程には教育行政や教育リーダーシップ、カリキュラム開発と教授法、教育心理学等、様々な分野があります。
モンテッソーリ教育についてまだまだ知りたい側面は山のようにあるのですが、その中でも関心があるのは、公教育の課題がモンテッソーリ教育で解決されるのかということ。実際、モンテッソーリ教育が最も盛んと言われるアメリカの幼稚園から高校までの実態を知ること。そしてそれをどのように家庭に持ち込めるか再考すること。
すべては、ホームモンテッソーリのお手伝いが原点となっています。
そんなプログラム選定の際、役に立ったのが、今まで参加してきた100以上のモンテッソーリのワークショップのスピーカーやモンテッソーリ関連書籍の著者の経歴リスト。気になった研究者の博士論文なども合わせて拝読しながらプログラム探しが始まりました。
そして教授陣の専門分野以外にも、母にとってもう一つ大切だったのは、そのプログラムの多様性。教授陣やアドミニストレーターたちの多様性がバランスよく感じられる学校に自然と惹かれていきました。
結局、最終的には2校に絞り出願。
1校のPhDは早々に合格通知をいただけていたのですが、本命だったもう一つのEdDはAdmissionが下りるまで2ヶ月以上という時間を要し、ほぼ諦めかけていた頃に合格の知らせがやってきました。
手にした瞬間、嬉しさがこみ上げるかと思いきや、襲ってきたのはどうしようもない不安感。
博士へと進みたいから出願したはずなのに、この大きすぎる不安ゆえに、決断を下すことができませんでした。
「どうしても自分が、ディフェンス(博士論文審査会)で発表している姿が想像できないんだよね。」
職場で20年来の同僚にそう告げると…。
「えっ?そう?私には余裕な感じでこなしている姿しか想像できないけど。」
との一言。
お世辞だと気付く前に、入学を決めた瞬間でした(笑)。
ついに来週は新入生のオリエンテーション。
母はオンライン生なので“Popcorn Social”と呼ばれるキャンパスで行われる対面の親睦会には参加できませんが、新たな出会いが待っていると信じて次の扉を開けたいと思います。
ホームモンテッソーリのお手伝い(「回数無制限コース」「月1回コース」の有料メールサポート)
ホームモンテッソーリスクール(メールサポート会員専用、未就園児・幼稚園・小学生のモンテッソーリのおしごとサイト)
お問い合わせはこちらより
※現在「月1回コース」のみ受付をさせていただいております。
ご訪問、誠にありがとうございます