モンテッソーリ教育の真髄といっても過言ではない「観察」。
アメリカのモンテッソーリの大学院でも、「観察」というコースが存在するほど、「観察」という二文字が常に隣り合わせでした。
観察の際、必要なのは…。
子どもの姿を見るための「目」。
子どもの会話を聞くための「耳」。
そして子どもを感じるための「心」。
言葉にもなっていない、行動にも表れていない。
けれども、子どもの様子から感じることのできる「心」。
この3つが揃って初めてモンテッソーリ教育で言われる「観察」が成り立つと知った時には、目から鱗でした。
子どもを観察している時に、いくら子どもが鼻歌を歌いながらスキップをしていたとしても、決して「楽しんでいる」とはノートには綴らないモンテッソーリの観察。
書くべきことほ客観的な事実であり、だからこそモンテッソーリ教師のノートには「鼻歌を歌いながらスキップをしている」という言葉が書き込まれるでしょう。その場1回限りですべてを判断するのではなく、データーが蓄積されていく中で、パターンを探し、そこから見えてきたものを分析していくモンテッソーリ教師たち。
モンテッソーリ教師が科学者と呼ばれるのはこのような事実に基づいた観察をベースとした教育法だからだと言えるのかもしれません。
夏休みに入り、朝食の前に夏休みの英語の宿題に向き合う娘。
観察から見える姿は、きっと彼女にとっては英語の宿題は他の教科よりもやりやすいからだと心のどこかで思っていたのですが、観察し続ける中で、実は彼女にとってはこの宿題が大変で、だからこそ朝一で終わらせてしまいたいという想いがあったということに気付きました。
一回だけの姿では実は何も分からない。
私たちが見ている子どもの姿は、あくまでも場面場面の切り取りなのだと改めて感じた瞬間でした。
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ここ数日の朝読は、前回の記事でご紹介した「リーダー・イン・ミー」に続き、小学生からご家庭で実践できる「7つの習慣」の実践編とも呼べるこちら。自分の内面にフォーカスする時間を改めて持つことのできるホームモンテッソーリにはピッタリの内容が盛り沢山です。
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