娘の中学校生活が始まってそろそろ2ヶ月。
教科数も増え、色々とやることも多く忙しそうです。
そんな中でも、母にとってショックだったのは「数学のテキスト」。
小学校のような挿絵はなく、白黒印刷のまるで大学受験の過去問を解いているかのような印象。
今まで問題集というものを購入したことがないため、無知なだけだったのかもしれませんが、ただただ驚きでした。
毎日復習をしないと、あまりにも早い授業のスピードについていけないと、気付くと数学ばかりと向き合っています。
そんな中でも、娘にとって安心するのは、教具を使ったモンテッソーリの算数。
今はもう「算数」ではなく「数学」と呼ぶべきなのでしょうが、教具と呼べるようなものはなくても、折り紙を切っただけのお手製タイル(と勝手に命名!)を使って「正の数、負の数」についてのおしごとをしています。
※写真は「正の数、負の数」の一番最初の提示。しかしこの数日後、簡易的ながらも海外のモンテッソーリ中学で取り入れられているマテリアルを取り寄せ(笑)。
これまでと違うのは、
①絨毯は面倒なので持ってこない
②並べるのも面倒なので適当に置いて作業
…という点でしょうか(笑)。
これから学校の数学では、公式の暗記が避けられなくなってくるのでしょうが、モンテッソーリの中学数学は生徒が実験したり、パターンを観察して発見をするような機会がふんだんにあります。
ここでの教師の役割は、生徒が自分のルールを検証し、なぜそのルールが有効なのかを認識させ、言語化するのを助けること。実は、このお粗末すぎる折り紙による「正の数、負の数」でも、緑のタイル(+1)と灰色の数(-1)を組み合わせるとゼロになることを娘自身が視覚で確認。このゼロペアーを作ることが、正の数と負の数の計算では鍵だということに気付いたようです。
「ルールは出発点ではなく到着点」と述べたモンテッソーリ博士の言葉が、今日もこだましています。
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ギフティッドの問題の現代性が浮き彫りとなっているこの1冊。
学ぶことだらけで、一字一句噛み締めています。
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