2021年の秋よりアメリカのモンテッソーリ教育学修士課程に在籍している母。
1月半ばより始まった最終学期。
「終わってしまう…」と悲しくなっていたのも束の間。
最近、実はその感覚は完全に消え、「はじまりの予感」しかありません。
最終学期は1月より始まったコース以外に、もう1コース3月半ばより開始します。
そして、このコースは大学院に入学を決めてから一番待ち望んでいたコース。
それは「Special Needs Education(特別支援教育)」のコースです。
あと半年で13歳になる娘。
我が家の子育ては、娘が2歳の時に通い出した療育から始まりました。
今でこそ、学年委員の仕事として学年集会の司会など人前に立つ機会に恵まれている娘ですが、当時は吃音に悩まされ療育通いがスタートしました。まだモンテッソーリ教育にでも出会っていなかった当時、子育ての右も左も分からなかった母は、とにかく不安で不安で押しつぶされそうになる日々。
けれども、モンテッソーリ教育を学び、『すべての人々には異なったニーズがある』という考え方に、励まされ、救われ、そして何よりも自分自身が生きやすくなったという経緯があります。
いつか、必ず体系的に学びたいと考えていたのが、モンテッソーリ教育の原点にも通ずる「Special Needs Education(特別支援教育)」という分野でした。
コース自体は2ヶ月間という非常に短いものですが、理論の学習と並行して
- 特別支援教育が行われている施設の見学
- 発達障害のお子さんをお持ちのご家族との面談
- 個別の教育支援計画の作成
等々、様々な学びが準備されています。
今週末はまずCPR/First Aidトレーニングの再受講から。
10年に渡り学んできたモンテッソーリ教育という視点をベースに、最終的には特別支援教育に対する教育哲学の論文を提出することが求められています。
卒業の最後の最後までペーパー地獄の日々は続きますが、学びに充てるこの毎日の1分1秒がこれほどまでに尊いと感じられたことは今までなかったような気がします。
今回のクラスの受講準備をしている中で、この『Special Needs Education(特別支援教育)』という分野は、モンテッソーリ教育と同時並行して今後母の中でライフワークとなっていくとすでに確信。
大学院での学びが新たな扉を開けてくれたことに、ただただ感謝です。
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