この夏休み、「ホームモンテッソーリのお手伝い」をご受講くださっている小学生をお持ちのお母様たちがチャレンジしてくださっていることがあります。
それは「グレートレッスン」。
モンテッソーリのエレメンタリー課程の核とも言えるこのカリキュラム。
決して子どもに何かを教えるのではなく、自己発見と探求のためのドアの鍵を渡すのが大人の役目です。
そうすることで、子ども達は自分たちを取り巻く世界と関係を築き、より偉大な方向へと向かっていきます。
「グレートレッスン」を日本語にすると「偉大なる授業」。
そこには、マリア・モンテッソーリ女史によるそんな願いが込められていたのだと思います。
大学院の授業が始まるとどうしても更新が滞ってしまうホームモンテッソーリスクール。
夏学期が終了してからは、第4のグレートレッスン「文字のはじまり」のおしごとを6回に分けてご紹介しました。
私たちが日々当たり前のように使っている言語とは、いったいどのように始まったのか。
言語がなければ、私たちの日常はどうなっていたのか。
言語とは私たちの生活を守り、助け、そして幸せにしてくれるツール。
流れてしまう話し言葉とは違い、文字は今目の前にある時間だけではなく、後世にも残していけるもの。
文字があったから、私たちは過去を知ることができ、そして未来にも私たちの生きた証を残していける。そんな切り口から触れることのできるグレートレッスン「文字のはじまり」は、日頃当たり前に受け取っていたものを、当たり前ではなく感謝の念に変えてくれるなくてはならないレッスンです。
この第4のグレートレッスン「文字のはじまり」を紹介するに辺り、すごくおススメなのがこちら。
我が家は長い間、この洋書に頼ってきたのですが、受講生の方々からのご質問で和書による「文字」の本を探していた時に出会ったものでした。
ちなみに今日の【TODAY's ホームモンテッソーリスクラス】でご紹介したのは、「ヒエログリフ」のおしごと。この書籍でも、詳しく説明が載っています。オールカラーですべてルビが振ってあるため、低学年のお子さんでもお家の方と一緒に楽しむことができます。
絵や写真が満載なのもポイントです。
言語とは単なる情報を伝えるだけではなく、人々のマインドにも影響を及ぼすもの。
誰かを励まし、喜ばせ、感動させることもできれば、傷つけ、落胆させることもできてしまうのです。
モンテッソーリのグレートレッスンとは、人間がより良く生きるために必要なことを教えてくれます。こんなちょっとした種まきが、親子に考える機会を与え、道徳心が最も強くなる学童期の子ども達に大きなヒントを与えてくれるのです。
Happy Great Lesson♥♡
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小学生クラス：ヒエログリフで名前を書こう（第4のグレートレッスンフォローアップ）
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