小6、ホームモンテッソーリで手に入れたもの | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

小5の時に学級委員の経験をさせていただいた娘。

最高学年の今は、学年委員として学校全体のイベントの企画運営に大忙しの毎日です。

 

 

10年間の我が家のホームモンテッソーリの中で、娘が手に入れたものを1つ挙げるとすれば、「自分の居場所の確保」だったかもしれません。

 

人より何かが秀でているわけでもなく、天才肌とも無縁の11歳。

 

しかし、誰かのために役に立ちたいという気持ちは、人一倍強い彼女。

モンテッソーリ園とも縁がなく、ホームモンテッソーリ育ちの娘ですが、結果的には相良先生の以下の書籍に書かれているようなモンテッソーリ教育を受けた子どもたちに共通して見られるような気質は、日々のおしごとや平和教育の中から吸収したと確信しています。

 

 

 

「ホームモンテッソーリが上手くいった理由は何ですか」

 

たまにこんなご質問をいただくことがあります。

正直、上手くいった時期などあったか分かりませんが、今回大学院の課題として読んでいた以下書籍の中で、その答えを見つけた気がしました。

 

 

最初の数年間は、子供が触覚、味覚、嗅覚、視覚、聴覚を磨き、経験する機会を提供することが最も重要です。まだ言葉を話せないうちから、あなたの情熱を伝えてあげてください。子どもは、あなたの声に反応して、あなたの趣味に参加するようになります。子供と一緒に自然を散策すれば、自然界への好奇心を刺激することができます。美術館に行けば、芸術鑑賞の基礎が身につきます。乳幼児は、見たり、聞いたり、触ったりしたものだけでなく、あなたの情熱も吸収します。

 

我が家はホームモンテッソーリをスタートさせたのが2歳半だったため、言葉が話せないうちからというわけではなかったのですが、「大人の情熱を吸収する」というこの部分は、まさに我が家の例だと感じました。

 

学べば学ぶほど、モンテッソーリの哲学に魅了されていった母。

正直、娘のためというよりは、自分がこの哲学に惚れ込み、実践していくうちに、娘が自然と母と同じ方向を向いてくれたというのが正しい表現かもしれません。

 

子どもに何かを与えたいという気持ちが強すぎると、この教育法は上手くいかないことが多い気がします。それよりも、子どもに寄り添う大人が自己変容を遂げることを目的にすると、自然と子どもも変化する気がするのです。

 

この教育法を知り、自分と我が子の中だけで温めておくのはもったいない。

全ての親子が、恩恵を受けるためにはどうすれば良いのか。

そんな母の原点が、我が家の平和教育の出発点となった気がします。

 

そして、この平和教育が娘の人格形成の基礎となっているのかもしれません。

 

この教育法に共感が出来ると、自然と自分の行動が変わってくる。

そんなことをこの10年、親子で経験してきた我が家。

自慢できるような特技も、これといったとりえもない、平凡すぎる親子ですが、それでもこの教育法から得たギフトは、生涯色褪せることのないものだと自負しています。

 

色褪せることのないものと言えば、今日のトップ写真。

ちょうど4年前ということで出てきました!

7歳で初めてパステルを使い出した頃の1枚。

今でも、大切な思い出の時間のようです♡

 

 

◆◆

 

今回、教授からリサーチの文献が足りないと警告を受け、ご紹介いただいた2歳から6歳のお子さんをお持ちの両親に向けられたモンテッソーリ育児の図書。

いつかリーディンググループを作りたいと思ってしまうほど、素晴らしいものでした。

英語も比較的平易なため、機会があったらぜひ手にとっていただきたい1冊です。

 

 

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