色鮮やかな教具に、系統立てられたモンテッソーリの算数教育。
これを1つずつカバーをすれば、我が子は幼児期のうちに、数学的頭脳を育むことが出来るのではないかと夢見た方もいらっしゃるかもしれません^^
少なくとも、母はかつてそんな儚い夢を抱いた一人でした(笑)。
ただ、モンテッソーリの算数教育と向き合う前に、モンテッソーリ教師養成講座では行うことがあります。
今回、大学院でも同じ作業が行われています。
それは「過去の自分と向き合うこと」。
これは算数教育に限らないのですが、まずは自分自身を振り返ることから始めるモンテッソーリ教育。
大学院でも、まず自分の今までの「数学・幾何」の経験を振り返り、それをクラスにシェアすることから始まりました。
数学に苦手意識を抱いていた人が多いのは、「間違い」に対する誤った意識が起因しているのかもしれません。
「正解=できる」
「誤答=できない」
この意識が私たち親世代には染み付いていて、ここから抜け出せないと、モンテッソーリの算数教育の恩恵を最大限に受け入れることが出来なくなります。
子どもがおしごとの際、違ったやり方をしていると、訂正したい気持ちが抑えられない。
子どもが出した答えが正解でないと、それだけでモヤモヤしてしまう。
この感情を親が越えられないと、「間違いはゴールデン」という呼ばれる哲学がどうしても色褪せてしまうモンテッソーリ教育。間違いは学習の機会であり、脳が成長する時でもあるということを、まず私たち親世代がしっかりと認識し、子どもと向き合うことが、モンテッソーリ教育では求められます。
スターバックスのように世界で最も成功した企業が、今のブランド力を生み出すまでには数えきれないほどの失敗を繰り返したように、成功している人ほど失敗した数が多いことを忘れずにいたいもの。子どもの知力も、間違いを繰り返してこそレベルアップしていくのでしょう。
「親の培ってきた価値観だけで我が子を判断しない。」
これは我が家の10年のホームモンテッソーリの結論とも言えることかもしれません。
美しいモンテッソーリの算数教育を謳歌するには、何よりもの大人のマインドが大切ということを、改めて意識したいと思います。
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買っても買っても追い付かなくなるマイルドライナー。
ついに10本入りを購入しました(笑)。
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