家族がモンテッソーリ教育に理解を示してくれない!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。


 
今年で8年目となる我が家のホームモンテッソーリ。今では、夫だけでなく娘の祖父母まで当たり前のように「モンテッソーリ」という言葉がインプットされています。教師養成講座でよく上がるトピックの一つに「家族がモンテッソーリ教育に理解を示してくれない」というもの。
 
子どもの意思を尊重して行っているおしごとも、「まだ早い」と夫に言われてしまった。
モンテッソーリの教具「砂文字」を与えようとしたところ、祖父母に電子音の出る文字のおもちゃをプレゼントされてしまった。
 
ママとの意向とは違う方向にいってしまうケースは色々とあるでしょう。
 
そういう我が家も、スタートさせた当時は、色々とありました(笑)。子どもの敏感期を全く無視した行動に出てる夫。自分でやりたいのに先回りしてしまう祖母…などなど。しかし、8年立った今では、驚くほど家族が皆同じ方向を向いてくれていると感じます。
 
この8年間で何が変わったのか。
 
それは、娘の成長が家族を動かしてくれたのだと思います。最初は、なかなか「待つ」ということができなかった私たち家族ですが、まずは子どもを信じて見守ること。そんな自分自身へのブレーキを実践するうちに、驚くほど娘が成長していくのを目の当たりにして、子どもの「自己教育」の力を知るようになりました。また、「敏感期」という何事にも代えがたいこのパワーを全身全霊でサポートすることが、親の役目であるということも、娘自身が「成長」を通じて教えてくれました。こんな日々の成長が、娘と関わる人々を変えていったのだと思います。
 
これらは一昼夜にしてできることではありませんが、日々の積み重ねが最終的には計り知れないほど大きなものをもたらすのだと実感しています。また、もう少し具体的なことを例にあげれば、娘へのホームモンテッソーリの実践と共に、主に夫への「ペアレンツエデュケーション」も日常の中に取り入れました。中には、モンテッソーリ教育の本を家族に読んでもらうといったようなことをされているご家庭もあるようですが、我が家の場合は、「モンテッソーリ」ということを全面に押し出すより、子どもの成長という部分に焦点を当てて、「見守る子育て」をベースに、日々どう彼女と接するかというような話を幾度となくしてきました。2歳後半に作り上げた初めてのモンテッソーリのおしごとのスペースも、最初は娘のためというよりは、母の憧れの空間を作り上げたといった方が正しいのかもしれません。
 
家族と方向性がずれていると感じた時、いつも思い出した言葉はモンテッソーリ教育の主軸にある”Love"と”Respect"この2文字が自分の中に存在しなければ、ホームモンテッソーリは存在しない。そんな想いが、なんとかこの8年間我が家のホームモンテッソーリを走らせてくれた気がします。
 
娘を育てる以前に、自分自身がモンテッソーリ教育によって育てられていると感じてやまない日々(笑)。
さらなる成長を目指したいと思います^^
 

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