モンテッソーリ教育を受けた子は勉強に困らない!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

娘の学期末テストが返却されました。

 

幼児期にモンテッソーリ教育を受けた子は、かなり先取りをしているため、勉強に困らないという旨の言葉を見かけることがあります。個人的には、その辺りは個人差があるのではないかと思っています。

 

ホームモンテッソーリで育った娘に限って言えば、本来モンテッソーリ園であれば行われているはずのカリキュラムもかなり抜け落ちている部分があるため、人よりも先に知っているということはあまりありません。むしろ、この辺りは塾、公文、通信教育などで家庭学習に力を入れられているご家庭の方がよっぽど先を行っている印象を受けています。

 

それよりも、モンテッソーリ教育の恩恵を受けていると感じるのは「集中する」という部分。提示を見て、おしごとをするというパターンが繰り返されるモンテッソーリ教育。2歳半という年齢でさえも、10秒集中し、その後15秒、そして20秒といったようにアテンションスパンを伸ばすような提示の仕方に触れてきた子どもたちは、自分がやりたいことをやれるようになるためには、まずお手本をしっかりと見聞きすることに非常に慣れています。そのため、小学校に上がっても、授業に集中するという姿勢は、しっかりと引き継がれていくのでしょう。結果、テストという名の日頃の授業の確認は、自然と点数もついてくるのだと思っています。

 

幸運ながらも、しっかりとこの辺りの恩恵を受けてきた娘。けれども、今回のテストでちょっぴり傾向が変わってきました。理科と社会に限っては、授業で学んだこと以外にも、関連事項をある程度自分で掘り下げていかなければ満点にはならない部分が出てきました。これを「応用」と呼ぶか「発展」と呼ぶかは分かりませんが、今までにはなかった部分だけに、ちょぴり戸惑った様子の娘。

 

成績や競争とは無縁のモンテッソーリ教育で育ったはずの娘も、小学校に入学し、点数を付けられることに慣れてしまった今。「満点=素晴らしい」という図式が出来上がっています。ただ、母個人としては満点だからこそ、逃す機会もあると感じています。一番怖いのは、テストが終わったことで、娘の中で完結してしまうこと。

 

「間違いをすること=ゴールデンな機会を得ること」

 

いつもこう漏らしていたモンテッソーリアンの恩師。

 

今回、ゴールデンな機会を得た娘(笑)。自分の理解が乏しかった部分へのリサーチ欲が湧いてきた様子です。母の役目としては、これを一つのトピックとして終わらせることなく、コスミック教育の流れとして当てはめていくこと。

 

親子でゴールデンな機会をいただいたことに感謝です^^

 

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