英会話教室の先生から言語を超えて学んでいるもの | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 
以前、「英会話教室に望むこと、望まないこと」という記事を書いたことがあります。
 
3歳からスタートした英会話教室。お教室に通わなくても、十分成果を出されている親子英語家庭も多く存在する中、我が家は母の怠慢から英会話教室に頼りっぱなしでここまできました。今思うと、モンテッソーリに関しては、自分の手で育てたいという想いが強かった中、英語に関しては、最初から先生の力を借りるという考えしかありませんでした。アメリカで高等教育を受けていても、実際は英語に対する恐れが強かったからかもしれません。どこか失敗したくない…そんな気持ちが常にありました。
 
だからこそ、ノンネイティブの自分よりは、ネイティブの先生にお願いしたい。
 
そんなネイティブ信仰から始まった娘の英語街道。
でも、実際にはそれはただの信仰に過ぎなかったということに気づくのには、それほど時間を要しませんでした。
 
ネイティブであろうと、ノンネイティブであろうと、大切だったのは先生の人となり。
 
こんな視点を持つようになったのも、モンテッソーリ教育と出会ってから。
現在の先生にこれほどまでにして親子で心酔している理由も、娘に正しい道徳観を持って接してくれるくれることが大きいのかもしれません。
 
スモールトークと思われるような内容もすべて記憶してくださっている先生。小学校の学期末テスト終了後のレッスンでは、試験の出来について聞かれ、返答に困っている娘…。
 
Did you work the hardest?
できる限りのことはした?
 
Yes, I think so.
うん、したと思う。
 
That's good because this is all we can do.
なら良かった、これ以上できることはないからね。
 
何年も続いてきた先生とのこんなやり取り。
 
最善を尽くすということ。
優しくするということ。
敬うということ。
 
こんなモラルは、みなこの先生から学んできた気がします。
 
日本人のおばあ様を持つ先生。古き良き日本人の「心」を持つ先生から、言語を超えた道徳観に触れる時間。ずっとずっと見守ってもらいたいと心から願っている母です。
 

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