幼児期に娘が最も費やしたおしごとは、「日常生活の練習」でした。とにかく手を使いたくて使いたくて仕方がなかった幼児期。
8歳となった今も、その欲求は同じまま…。
時間のあった幼児期は、いつでも好きな時に好きなだけできた、これらのおしごと。でも制約が増えた小学生の今は、やることを終わらせてから。結果、就寝前はいつもエレメンタリー用語でいう「上級日常生活の練習」の時間になっています。
そんな話を娘と同じクラスのお友達のママに伝えると、「えっ、そんな時間ある?」とビックリされました(笑)。お友達のおうちでは、毎日の家庭学習のノルマで時間が終わってしまうとのこと。学校と英語の宿題以外は、ノルマゼロの我が家。「上級日常生活の練習」のおしごとは、家庭学習には見えなかったのかもしれません^^;
○集中力を高める
○説明の手順に従う
○細部に注意を払う
○ファインモータースキルを向上させる
○心を落ち着かせる
○エネルギーを充電する
○環境へ敬意を払う
○自信、自尊心、自制心を養う
これらは、「上級日常生活の練習」がもたらす効果といわれているもの。机の上でノートを広げるような学習スタイルでなくても、娘にとっての素晴らしい学びの時間となっているこれらの時間。
この日は、ペーパーフラワーを楽しんだ娘。実は幼稚園の頃も同シリーズのキットを購入したことがあります。あの時は、説明書を読むのも、ワイヤーで留めるのも母の仕事でした。でも今は、説明書を読むことから、一連の過程を自分一人で進めることが出来ます。
もう自分の手で作品が生まれていくのが楽しくて仕方がない様子。
まさに上のリストは、彼女の手作業のすべてに当てはまると感じます。
<参考文献>
Advanced Practical Life.NORTH AMERICAN MONTESSORI CENTER, 2014, 3-4p.
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