我が家が娘の学校を決めたのは、ある電車の中の光景でした。小学1,2年生と見受けられるお子さんが掴まる場所がないまま立っていた際、同じ学校の高校生が自分の立っていた手すりのあるスポットへと優しく導いてくれた光景。どこか保護者のような感覚で、同じ学校の子どもたちを見守る姿勢に、一貫校の素晴らしさを感じたものでした。
娘が幼稚園の頃憧れていたお姉さん。今は中学生となり、ますますそのお姉さんに憧れている娘。昨年の小学校の運動会の時にはわざわざ駆けつけてくれて、たくさんのお菓子を用意してきてくれました。そんなお姉さんの優しさに触れ、娘もお友達や下級生のために準備に忙しい週末でした。
幸せなことに、憧れの上級生がたくさんいる様子の彼女。1つ年上のお姉さんから、中学生のお姉さんまで…。
「あのお姉さん、部活は何入ったんだろう。」
大好きな上級生たちの生活をちょっぴり覗いてみながら、数年後の自分を想像してみる時間。そして時には、幼稚園のお友達から、お手紙をもらったり、少しお姉さんになった気分も味わせていただいているようです。
ロールモデルを持つことと、ロールモデルになることの大切さを同時に感じる時間は、かけがえのないものだと感じています。
けれども、子どもにとっての一番のロールモデルといえば、やはり身近にいる親なのでしょう。まだまだその役割を果たせるだけの資質も器も持ち合わせない母ですが、きっと少しずつ娘が育ててくれているのだと信じています。
またの台風の上陸で、落ち着かない時間。
皆さま、どうぞお気を付けください。
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