新年度の子どもの家小学部がスタートしました。今年も、この1年の抱負の発表からスタート。2年生となった娘の口からは・・・。
「6年生までの漢字を覚えたい」
「書初め大会で入賞したい」
「英検2級を目指したい」
賞罰が存在しないモンテッソーリ教育。
けれども、現実はやはりこうなんだなぁと改めて気付かされました(笑)。
苦笑ながらに、園長先生に娘の真意を尋ねてみると、「本人の自発的な気持ちからであれば素晴らしいこと」とお言葉をいただき、ちょっぴりホッとする母。6年生までの漢字を知れば、世の中の漢字がすべて読めると勘違いしている娘。相変わらず続く漢字の敏感期の延長線上にある言葉だったのでしょう。
モンテッソーリ教育を受けてきた子どもたちは「模倣が得意」だとはよく言われることですが、娘もそのタイプ。小2となり、字も乱れてきているこの頃ですが、そんな中でもお手本があるときだけは別の様子。臨書と呼ばれる時間が娘にとってはどこか特別な時間は今でも変わりがないようです。昨年は大賞を逃したため、今年は頑張りたいというのは7歳女児の正直な気持ちだったのかもしれません。
英検2級。これは、確実に周りのお友達の影響でしょう。残念ながら、娘の今の英語力では、まだまだ英検2級に達するほどの力はないと感じている母。英検ありきの英語ではないため、2級レベルに達したときに力試しとして受験したいとは考えている母の想いとは違うようです。
こんな娘の書いた一つ一つの抱負について、温かく見守ってくれながら、園長先生がこんなことをおっしゃいました。
「目に見える結果が出なくとも、楽しめる時間がもっとあるといいかもしれないですね。」
ピアノやラクロス、そして絵を描くといった時間を大切にしてきたはずの我が家。けれども、小学生になり知らず知らずのうちに、優先順位が変わってきてしまったのかもしれません。モンテッソーリのおしごとに関しても、最近は算数教育ばかりが優先されてきたことを思うと、ホームモンテッソーリももう少し見直す時期なのでしょう。
娘が本当にしたいこと。
必要としていること。
丁寧に見極めたいと思います。