漢字暗記 vs. 漢字探求 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

ホームモンテッソーリが中心の我が家では、「ワーク」は相変わらずスペシャルな存在。書店に並べられた色鮮やかなワークに心惹かれ、買ってほしいとせがまれ、購入した漢字ワーク。

 

小学教科書ワーク 光村図書版 漢字 2年

小学教科書ワーク 光村図書版 漢字 2年

 

最初は、字も丁寧に鼻歌交じりに向き合っていたワークですが、最近雲行きが怪しくなってきました。

 

2年生になると急に画数も増え、読めても書くのは難しい。十の画べえで組み立てるときは、画数が多ければ多いほど燃え上がる娘ですが、テスト形式で点数が付くと、「間違えた」ことが浮き彫りになり、テンションもダウン・・・。

 

十の画べえ―漢字組みたてパズルセット (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 2)

十の画べえ―漢字組みたてパズルセット (漢字がたのしくなる本教具シリーズ 2)

 

でも丸付けをする側としては、非常に楽チン。

 

モンテッソーリアンの先生がその理由を「思考回路が止まるため」と表現されていたことが思い出されます。

 

丸付けしながら感じたこと・・・。

 

学校生活がスタートしたことで、当然これからも沢山の丸付けをしていくのでしょうが、やっぱり母は娘と共に思考したい(笑)。彼女が暗記した漢字にマルバツを付けるだけではなく、一緒に漢字を探求したいと感じます。

 

初めて「走る」「足」「歩く」というこれらの漢字に触れたとき。

 

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「走る」と「足」には共通部分があることを見出した娘。

 

これが「あしがた」だと解明し、さらに「走る」にはその「あしがた」の上に走る人が乗っていて、「足」の「あしがた」の上には「ひざのさら」が乗っている。そんなことを見出したときは、親子で大きく頷いたものでした。

 

漢字はみんな、カルタで学べる―親と子の漢字学習地図(マップ)

漢字はみんな、カルタで学べる―親と子の漢字学習地図(マップ)

 

機械的に覚えても、思考をベースに読み解いても、漢字テストでは同じ結果なのかもしれません。目に見える部分は同じでも、目に見えない部分は天と地の差。どこか紐解いていくこのワクワクした感覚は、決して絶やしてはならない・・・。そんな気がしています。

 

バイリンガル育児も同時進行中の我が家ですが、日本に生まれたからには漢字を大切にして欲しい。漢字が背負う文化や魂に惹きつけられる心を育てて欲しいと思います。

 

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