この万華鏡は、前回の子どもの家小学部にて作ってきたもの。海外のモンテッソーリスクール同様、娘の通う子どもの家でも、早速「5つのグレートレッスン(創造の歴史)」のお話がスタートしたようです。コスミック教育がモンテッソーリのエレメンタリー課程の「魂」だとしたら、この「5つのグレートレッスン」は「心」にあたる部分。
地球や人類の歴史について興味を持ち出すこの時期に、これらを探求することは後に知的な部分のみならず、精神的、そして心理的な発達に繋がると考えたモンテッソーリ。物語という形を通じて宇宙を与えることで、子どもたちは想像力を掻き立て、探究心を育てていくと女史は知っていたのでしょう。
子どもの家の先生の奏でる宇宙の世界にすっかり惹きこまれた様子の娘。そして途中、お話の中で出てきた「氷」と「光」に関する実験では、氷を触るだけでなく火も触るという体験をしてきました。
「ママ、あのね。ろうそくの炎って全部同じ温度じゃないんだよ!!」
大興奮の娘。あ~、やっぱり彼女には、子どもの家という場所は特別な場所であることを確信しました。
1年生から通塾するお友達も少なくない中、小学校のママ友からどうしてモンテッソーリなの?と聞かれることがあります。しかも幼児期ならまだしても、「モンテッソーリの小学部って一体何?」とますます謎は深まるようです^^;コスミック教育などという固有名詞を出したならもうアウト(笑)。聞き慣れない怪しげな響きに心配されることもあります(汗)。
確かに学校の学習に直結しない子どもの家は、学習塾ほどの即効性はないのかもしれません。でも、遠回りしたから見える世界もあるような気がしています。怪しげな響きのコスミック教育(笑)。けれども、コスミック教育を知ると、この自然界が見違えるようによく見えてきます。
モンテッソーリは平和な人間を育てるのに必要なことは2つあったと言います。1つは、世の中のすべてのものは相互依存しているという意識を持つこと。2つ目は、それに感謝すること。
過去の人々が歩いた軌跡に感謝しながら未来に繋げていく。どこか壮大な話に聞こえますが、きっと世界中の子どもたちの毎日こそが、未来への架け橋なのだと思います。