モンテッソーリ教育を知ると | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 
昨夜、娘が突然こんなことを言い始めました。
 
「幼稚園に戻りたいなぁ。」
 
それもそのはず。春休み真っ最中の彼女はお友達が恋しくないはずがありません。・・・と思いきや。
 
「お友達に会いたくて戻りたいんじゃないよ。園庭で遊びたいから戻りたいの。」
 
園庭!?と不思議に思う母。すると娘が続けます。
 
「園庭にはね、春になると沢山のお花が咲くんだよ。舞っている桜の花びらをキャッチできると、いいことがあるんだって。先生が教えてくれたの。でね、先生が自分でキャッチした花びらをYuzyにくれたこともあるんだよ。」
 
3歳から6歳は環境から直接吸収する時期。自然と直結していることも肌で感じられる時期です。子どもが自然と関わっているとき、子どもこそが教師であるといったモンテッソーリの言葉が思い出されます。大人だったら気付くことが出来ないようなことを、幼児期の子どもたちは十分に感じているからです。
 
大好きなお友達との思い出よりも、花が咲き誇る園庭で桜の花びらを追いかけた記憶を語る娘にちょっぴり驚いた母。けれども、コスミック教育を思い出すと、急に納得がいきました。自然とはコスミック教育における原点。これに勝るものはないのでしょう。
 
最近、感じることがあります。
 
モンテッソーリ教育を知ると、今起きていることの意味がわかるようになります。どこか自分の中でストンと落ちる感覚を覚えます。もちろん、モンテッソーリ教育を知っているからといって、知らなければ知り得なかったようなことが起きるわけではありません。急に何かが出来るようになるわけでもありません。でも同じ出来事でも捉え方が変わってくるのです。
 
園庭で、何度も縄跳びにチャレンジした娘。当時は練習しても練習しても、タイミングが合わず上手く飛ぶことが出来ませんでした。これを悲観的に捉えるか、これからの楽しみとして捉えるか。モンテッソーリというフィルターを通じて見ると、今までマイナスにしか映らなかったようなことが、プラスに見えてくるから不思議です。
  
昨夜、娘と会話をしながら聞こえてきたのは雨の音。かつての母なら憂鬱にしか感じなかった雨。けれども、雨音を聞きながら頭によぎったのは、地球に初めて雨が降った日のこと。モンテッソーリのエレメンタリー課程にて年度初めに行なわれるという5つのグレートレッスン。地球がどのように誕生し、太陽がどのように生まれ、そしてどのように雨が降るようになったのか。こんな風に自然と向き合うようになると、雨の恵みに感謝せざるを得ません^^
 
もう幼稚園の園庭に戻る日は来ないけれど、小学生になればまた新たな思い出が出来るはず。春という季節が今まで以上に待ち遠しい親子です。
 

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