モンテッソーリ教具、どのように揃える!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

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2回に渡り、モンテッソーリ教具について綴ってきましたが・・・結果、『モンテッソーリ教具』というカテゴリーを追加してみました^^
 
時間が空いてしまいましたが、頂いたご質問「モンテッソーリ教具をどのように揃えていったか」について振り返ってみたいと思います。

 

我が家がホームモンテッソーリをスタートしたのは娘が2歳後半の頃。当時はまだNAMCの教師養成講座を受講し始めたばかりで、ほとんど知識も持ち合わせていませんでした。けれども、やってみたい気持ちばかりが先走り、100円ショップに走っては使えそうなものを沢山買い込む日々。

 
しかしモンテッソーリ教育の理論を学ぶうちに、
 
①代用品でも良いもの
②手作りできそうなもの
③正式な教具でなくてはならないもの

 
など、少しずつ自分の中で分類できるようになってきました。モンテッソーリ園であれば、正式な教具を揃えるのが常でしょうが、我が家はスペースも予算も限られているホームモンテッソーリ。常にトライアルアンドエラーの状態でした。 

 

■ホームモンテ開始はダウンロード教材で

 

当時一番よく利用したのは海外サイト「Montessori Print Shop」です。モンテッソーリのおしごとがダウンロードしたプリントでできてしまうという部分が手軽でかなりお世話になりました。日常生活の練習の「切る」や、言語教育の絵カード類、算数教育の赤い玉など。そして時には感覚教育の教具も本物の教具の代わりにペーパー版で体験をしました。

 

けれども、感覚に訴えることが生命線の感覚教具。いくらペーパー版のピンクタワーを用意して、大きさの違いは見ることができても、感じることが出来ません。この時初めて母の中で、「代用品」「手作り」「正式な教具」という分類が出来上がりました。

 

■結局は買い足した教具なども

 

ホームモンテッソーリと一口で言っても、モンテ園で行われているようなモンテッソーリ教育を志したいのか、それともモンテッソーリの視点を持った子育てがしたいのかにより、揃えたい教具や用具も異なるでしょう。我が家の場合は、当初は代用品や手作りで満足していたのが、なかなか子どもが思うような反応をせず、結局は正式な教具を後から買い足したケースもありました。例えば「あけ移し」。ガラスのピッチャーもトレーも100円ショップで購入できたため、最初は満足していたのですが、どうも手の返しが何度やってもうまくいかない娘。モンテッソーリアンのチューターに撮影した写真を見てもらうと、ピッチャーが当時2歳だった娘には大きすぎたこと、きっと重さもあるのではないかということ、そしてトレーも滑りやすかったことなど、色々と上手くいかない原因が見つかりました。そして「モンテッソーリ教具のお店マリーアン」さんのあけ移しセットを購入すると、あっという間に上手にできるように!子どもにとって使いやすいものかを見極めることは非常に大切だと痛感した瞬間でした。

 

■出番なしに終わった教具

 

そんな経験もあってか、ついつい本物の教具に対しての欲求が傾き、我が子の興味というよりは、親がやらせてみたいものを購入し続けた時期もありました。しかし、敏感期が来ないまま終わってしまったもの、触っても数回で終わってしまったものもあります。今思えば、まさに母の観察眼が未熟だったが故の結果だと反省しています。そして、教具がありすぎることで、子どもが上手く選べないということも経験しました。

 

未だに教具に関しては見極められない部分も多く、また娘の敏感期に本当に必要なものを厳選する力も不足しています。ただ、かつてよりは、教具に頼らないホームモンテッソーリが展開されているのは事実。決して教具を目の前に置き、「おしごと開始」といった合図がなくても、日常の中で娘ができないことは手元を8倍の遅さに調整して見せること、失敗をチャンスと捉えることなど、心がけ一つでモンテッソーリな子育てにしていくことは十分可能だと感じています。

 

次回も教具についてもう少し語ってみたいと思います。

 

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