モンテッソーリ・算数教育「幼児でも理解できる算数」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

エレメンタリーの教師養成講座をスタートした母ですが、我が家のおしごとはまだまだプライマリー(3歳~6歳)が中心です。特に算数教育については、きっと新1年生となっても、しばらくはプライマリーのおしごとが続くでしょう。
 
モンテッソーリの算数教育は沢山の教具が用意されていますが、我が家は今でも切手遊びがブームです。算数の教具棚にはいつも色分けされた計算用紙がスタンバイしています(笑)。

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講座によっては、この計算は位ごとに色を分けて書いていきますが、娘がお気に入りなのは、色付き用紙タイプ。繰り上がりの4桁の計算でも、切手遊びの教具を使用すると、難なく出来てしまうのが、モンテッソーリの算数教育マジックです。

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小学生になり算数嫌いとなってしまう理由は「算数の抽象性」にあると感じています。「1」も「1000」も違いがよく分からないうちに、どんどんと進んでいく抽象の世界。モンテッソーリ教育の中に幼児の内から算数教育が位置づけられているのは「幼児でも理解できる算数」が目の前にあるからでしょう。
 
常に具体物から出発するモンテッソーリ教育。「1」も「1000」も金ビーズを使えば、その違いは視覚だけでなく重さとしても体感できます。モンテッソーリの著書「子どもの発見」の中でも、この金ビーズを作ったとき、対象は小学生になるだろうと仮説を立てていたとあります。けれども、実際には4歳の子の方が、小学生の子どもたちよりも興味を示し、瞬く間に獲得してしまったという事実。モンテッソーリが観察した目の前の事実を元に、展開していくモンテッソーリ教育。理論ありきの教育法ではなく、子どもが出発点と言われる理由がここにあるのでしょう。

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当然世の中の数字に「色」は付いていません。1の位も、100の位も、数字は数字。こんな抽象の世界を出来るだけ具体化したモンテッソーリの閃き、そして子どもへの大きな愛に、いつも感動がおさまらない母(笑)。具体を沢山体験した子は、自然と抽象への準備ができているというモンテッソーリの言葉を最近少しずつ実感し始めています。
 
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