モンテッソーリ・算数教育「切手あそび」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

最近、娘の日常において変わりつつあることがあります。それは保持教室の宿題が以前ほど時間がかからなくなったこと。数週間前までは、前日まで追われていたのが、最近は要領を得たのか、かつての半分くらいの時間で終わらせることが出来るように。バイリンガル育児を目指すのであれば、この浮いた時間も英語に充てるべきなのでしょうが、彼女が選ぶのは、おしごと。最近は、「切手あそび」と呼ばれる、算数教育の加減乗除の強化練習に精を出しています^ ^
 
Montessori Stamp Game
 
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長いこと触れてきた金ビーズと比べると、急にコンパクトな印象の「切手あそび」。切手に見立てた木片は、それぞれ「1、10、100、1000」で構成されています。今まで触れてきた金ビーズでは、大きさも重さも感じられたのが、今度は全て同じ大きさ、重さの木片。違いはプリントされた数字と色のみです。まさに、具体から抽象に入ってきたことを実感します。
 
もし、モンテッソーリ教育と出会わなければ、きっとこれを「抽象」の方向へ向かってるなど、思いもしなかったでしょう。数字が書かれたこの木片、何が子どもにとって難しい要素なのか気付くことすらなかったかもしれません。緑の木片「1」が「いち」であり、青の木片「10」が「じゅう」であることを1年以上の月日を費やしてきて体感してきた娘。
 
一見、こんなの
 
「ほら、緑は1だよ。青は10だよ。」
 
と伝えれば、賢い子なら3歳でも十分に理解出来そうですが、ホームモンテッソーリの時間を通じてつくづく感じてきたことは、子どもは聞くよりも、見るよりも、体験してこそ理解出来るようになるということ。繰り返し自分の手を使って体験してこそ、真の理解に繋がるのだと感じています。
 
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四桁の足し算を繰り返し行う娘。迷いのない手の運びに、我が家のホームモンテッソーリの歴史を感じます^ ^大人には、小さく扱いづらいチップですが、長いこと金ビーズを扱ってきた彼女には、固定している分、扱いやすい様子。赤線を引いたフェルトマット上段の数に、下の数を足してみます。

 
「足すっていうのは、合わせること。だから、ドッキング!!」
 
下のチップを上のチップにくっつけるようスライドしていきます。このスライドさせる瞬間がまさに娘にとっての興味点。四桁という大きな数字でも、いくらでも自由自在に計算出来てしまうことが、幼児にはたまらなく楽しいようです。母の小学生時代の算数といえば、どこか練習問題にいつも支配されていた苦い記憶しかありませんが、モンテッソーリの算数教育では、子どもはいつも主役。教具は教具でしかないのだと気付かされます。
 
「十進法」「四則計算」「加減乗除」。
教具の裏に隠されたこんな言葉とはまだ無縁の幼児は、目の前に広がる数の世界をただただ楽しんでいます。母の小学生時代のようにはならないよう、こんな時間が続くことを願うばかりです^^;

 

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