手作り百人一首

母の子ども時代、比較的育てやすい子だったと実母は言います。なぜかと言うと、いつもボーっとしているから（笑）。泣きわめく姿もなければ、積極的に何かを頑張る姿もない。いつも大人しく、いるかいないか分からないような存在だったと言います＾＾；

そんな母が唯一買って欲しいとデパートで泣きわめいたのが2000ピースのミッキーのパズル。日ごろ大人しい我が子の変わり果てた態度に実母はショックを受け、思わずお買い上げ（笑）。そして結局自分では作り上げることが出来ず、パズルが趣味だった当時のピアノの先生に作ってもらうというオチ付きです。

そんな当時の自分を彷彿させるような出来事が先日ありました。それは、書店でのこと。店頭に並ぶ百人一首を見て欲しいと娘がせがむのです。日ごろ、あまり買ってもらうことに慣れていないせいか、それほどせがむことはない娘ですが、この時は「欲しい！！」の連発。

・・・ということで、急いで家に戻り、おしごとをスタートさせました。手作りことわざカルタに続き、手作り百人一首です（笑）。少し前までは、おしごとと言えば、母が用意をし、教具棚に置いておくのが常でした。でも、最近はおしごとの準備をするのが「おしごと」の娘。こちらからダウンロードさせていただいた百人一首をプリントアウトし、自分で裁断していきます。

「ステップバイステップ」が基本のモンテッソーリ流に、すべてを一度に行なうのではなく、５首ずつ。意味をこの物語タイプの大辞典で一緒に確認しながら、札を読んでいきます。幼稚園でも音読が日課の娘は、読むのが楽しくて仕方がない様子。あの独特のリズムが余計に誘うようです＾＾

小学生おもしろ学習シリーズ まんが 百人一首大辞典
   

元々は娘のリクエストから始まった我が家の百人一首タイムですが、こうして和歌に触れてみると、昔の人がいかに自然と共存してきたか。そして何に感動し、何に心を痛めたのか。日本という国のルーツに触れる素晴らしい機会だと感じました。まさにモンテッソーリの文化教育にはなくてはならないアイテムです。

手作り百人一首。長い長い付き合いになりそうです＾＾

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