保持教室の宿題、英語は二の次!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

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今日の職場でのこと。アメリカ人教授に、娘に今後どんな教育を受けさせたいかという質問を受けました。もう15年以上教育の現場に身を置きながら、いざそんな質問を受けると、なかなか明確な答えが出ない母。逆に、こんな時は、その教授がどんな子ども時代を過ごしたのかを聞いてみたくなりました。

 

そして彼の答えは「好きなことをとことんやった」とのこと。

 

アイビーリーグで博士号を取得してから教壇に立ち続け30年。特にこの10年は教えること以外にも、記事の執筆やら本の出版、そして海外メディアの取材に追われ、てんてこ舞いの日々を過ごされています。誰もが羨むようなその輝かしい経歴の持ち主なだけに、一体どんな風に育ったのだろうと興味津々で聞いてみたのですが、全く予想していたような答えは引き出せず(笑)。

 

けれども、話しているうちに、ちょっぴりヒントを得た気がした瞬間がありました。

 

それは高校時代の話。テストがない高校に通っていたということ。

 

「知識の確認をするようなテストは一切なかった。けれど、代わりに求められたのはエッセイとプレゼンテーション。何かを表現することは、常に"考える”ことが求められた。今でこそ、クリティカルシンキングなんて言葉があるけれど、当時はそんな言葉もない時代。でも、常に思考の訓練をしていたと思う。」

 

思考の訓練。

 

まさに、娘が今の保持教室で求められているもの。ボキャブラリービルディングにしても、エッセイにしても、与えられた言葉やトピックに対して、自分が表現したいことを書き表すには、まず「考える」ことが必要であると、幼児なりに気づき始めているようです。日常からは一切伺うことができなかったような彼女の「思考」を知ることができるのも、これらの宿題のおかげ。どこか「英語」という手段は二の次で、まずは考える習慣を身につけるためのプロセスを踏んでいるような気がしています。

 

自分を最大限に表現する術を獲得して欲しい。なんとなくそんな想いが湧いてきた母(*^^*)今日の教授とのディスカッションは、子育てにおいてヒントになりそうです。そして今日も6歳児はライティングコンテストに向けて写真の如く鉛筆を走らせ続けます^^;

 

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