【ご質問より】自力読みがスタートするまで | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

親子英語の挫折を何度も繰り返しながら、なんとか今日に至った我が家。もう、それはそれは嵐の中で傘をさし続けるような状態でした。ここで言う傘とは、会話至上主義ばかりを目指していた母の頑固な想い。この傘があるために前が見えなくて、歩きづらかったのかもしれません。どうせ嵐なら傘を取り払ってしまえと勇気を振り絞ったとき、我が家においては急に道が開けてきたような気がしています。そんな中でも、でこぼこ道だったスピーキングとは裏腹に、唯一娘の方から興味を示したのは「文字を音にする」という作業でした。
 
すでにワールドワイドキッズ(WKE)でアルファベットには親しみ、なんとなくそれらには決まった音があることは理解していた彼女。そんな興味を後々の「自力読み」に引っ張ってくれていったのは、Jolly Phonics(ジョリーフォニックス) というシンセティック・フォニックスのプログラムでした。(当時の取り組みの様子 は旧ブログにて。)


まず娘が最初に手にしたのはこちらのボードブックでした。指で字形をなぞりながら、音を馴染ませていきました。

Finger Phonics, Books 1-7: In Print Letters
Finger Phonics, Books 1-7: In Print Letters

同時期によく聴いていたのがこちら。フォニックスの音は、このジョリーソングで覚えたようです。

Jolly Songs (Jolly Phonics)
Jolly Songs (Jolly Phonics)

途中、Leap FrogのDVDなども試したこともありましたが、結局はジョリーフォニックスへと戻ってきた我が家。特に、このジョリーフォニックスエクストラが出てからは、付属の音声ペンで何度も音を聴きながら、音と文字の一致の定着が図られていきました。

Jolly Phonics Extra: British English
Jolly Phonics Extra: British English
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本当の意味での「自力読み」につながったのは、こちらのミニ読本を利用しだしてから。12冊パックのこのミニ読本で初めて「読めた」という感覚を味わった娘。

Jolly Phonics Read and See: Basic Words Pack 1(12 books)
Jolly Phonics Read and See: Basic Words Pack 1(12 books)

最初のシリーズでは、簡単なCVC単語が出てきます。

 

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ネイティブのお子さんであれば、音を再生できた段階で意味が分かるのでしょうが、語彙力がないノンネイティブの場合は、そう一筋縄ではいかないところ。

 

 

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必ず絵や写真で確認をしながら、少しずつ語彙を増やしていきました。クエスチョンマークをめくると答えが出てくるクイズ形式のような作りが娘の興味を引き、何度も何度も繰り返し読んだシリーズです。

 

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シリーズの後半に行くと、ダイグラフと呼ばれる2 文字で表記される「文字の音」もお目見え。

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この辺りになってくると、フォニックスを習ってきていない母は混乱するのですが、素直に発音できるのはやはり幼児期の特権かもしれません。
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やっぱり絵の助けは抜群です^^ 
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そして本来であれば、エクストラに付属しているこの読本で、何度も読みの練習をすることが自力読みに繋げる近道だったのでしょうが、実際この時点で我が家は完全にORTへと路線変更してしまっていました。

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表記通り発音しない音など、ジョリーフォニックス独自の表記が下部分に加えられ、子どもにとっては非常に読みやすい読本であることは間違いないのでしょうが、ORTほど絵に親しみを持てなかったのか、娘がこの絵本をあまり手にすることはありませんでした。ジョリーフォニックストレーニングで学んだことが活かしきれなかったことは残念でならないのですが、我流になりながらも、それまで使用してきた教材の素晴らしさが足りない部分をカバーしてくれました。
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そして読みにもう一役買ってくれたのが、モンテッソーリのランゲージアーツの教具のカード類でした。Montessori Print Shop にて購入した単語カードを難易別に収納し、繰り返し行ないました。
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ジョリーフォニックスと同じ手法で、絵カードと文字カードを発音しながら合わせるという単純なものですが、このゲーム感覚で出来る遊びに娘は大喜び。語彙を増やすのになくてはならないおしごとでした。
 
 
普段、あまりどのように読み始めたかということを振り返ることはありませんでしたが、こうして過去の記録に遡ってみると、フォニックスを頼りにCVC単語を読むという繰り返しの作業が自力読みの基礎を作ってくれたことを実感します。当たり前のことですが、本は単語の羅列。沢山の単語が読めるようになってからは、自力読みも加速していきました。
 
親としてはついつい長い本や難しめの絵本を与えたくなってしまうのですが、娘のリーディングを観察していて感じたことは、「確実に読めるレベル」のものを与えること。特に初期の頃のリーディングでは、読めるという自信を与え続けることが大事だったと断言できます(笑)。
 
・・・といっても、これはまだまだリーディングの第一段階。
きっと、本来の意味での「読書」にたどり着くまでは、きっと沢山の段階を経ていく必要があるのだろうなぁと感じています。今までもそしてこれからも、まだまだ模索中の我が家です^^;
 
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