6歳を迎え、ますます読書時間が増えた娘。小さい頃から決してじっと本と向き合うようなタイプではありませんでしたが、保持教室の多読の宿題として出発した自力読みから、気付くと登園前の絵本読みが定着しました。英語の本を1冊読み終えると、必ず和書を1冊手にする娘。夜、自由気ままに様々な本を手に取るスタイルとは異なり、朝の隙間時間はどこか自分の中でルーティーン化しているようです。難易度的にもページ数的にちょうど良いようなのが、こちらのシリーズ。
そんな中、何度も見聞きしたかぐや姫は特別な一冊。本当にかぐや姫は存在したのか、どこで生まれたのか、いつの話なのか。6歳児の興味はとどまることを知りません。
色々な説がある中、3連休は、かぐや姫に会いに「富士山かぐや姫ミュージアム」
へ。館内へ入ると、神秘的な竹やぶがお出迎え。かぐや姫が生まれる演出に、なかなか前へと進めない娘(笑)。
そしてかぐや姫の触れている楽器にも触れてみたい!ひとつのストーリーから、やりたいことばかりが溢れ出ます。
館内を後にする時には、アンケートも記入しました。最後のプロフィール欄の選択肢が10代からしかなく、欄外に「6歳」と書く幼児(笑)。
別の展示室では、旧石器時代から近代までの様子がわかる展示もあり、昔の人々の暮らしを身近に感じられる展示物が多数存在しました。ちょうど幼稚園でも最近縄文時代について学ぶ機会があったようで、そんな部分とも上手くリンクしている様子でした。学校生活が始まると、親が知らない部分でどんどん知識が広がっていくことを嬉しくもあり、ちょっぴり寂しくも感じる複雑な母です^^;
「富士へとつながる海の道」と題した展示室にて、かつての港の交通網についての説明を聞いている娘。どこか瞑想しているようですが、本人曰く興味深かったのだとか^^;母の興味とは全く別の範囲だけに、理解が全然できません。
単なるお出かけの一幕だった時間でしたが、6歳という年齢の娘には非常に大切な時間だったと感じています。価値あるものが継承されることが文化だとしたら、まさに「文化」を肌で感じた時間。バイリンガル教育を目指す我が家においては、英語以上にアクセスしやすいこの日本語環境があることに、改めて感謝しています。日本にいながらでも、英語は容易にアクセスできる時代ですが、やはり日本固有の文化に触れることができる場所は、日本しかないと感じているからかもしれません。
読み書きを獲得しつつある6歳という年齢には、ミュージアム一つで、驚くほどの種まきにになるということを身を以て感じた母。モンテッソーリの言う「想像力」も養われてきた年齢だからこそ、一つのことを題材に、四方八方へと旅することができるのでしょう。少し前までは、「昨日・今日・明日」の中だけで生活していた幼児が、いつの間にかこんな風に時間の流れを体験することができる年齢になってきたことを感慨深く感じます^^
今日は久しぶりの平日休み。朝からブログに迎えることがすこぶる気分が良かったりします♡
さぁ、娘の帰宅までにもう一本くらい記事が書けるかな(笑)。