超が付くほど寒がりの母は、冬というだけで何もしたくない症候群に駆られるのですが、この日はとても気分良く、おしごと部屋のレイアウト変更・おしごとの入れ替えを行いました。厳密に言うと、まだ現在進行形なのですが、今回のメインは算数教育。教具をいくつか新たに追加し、今後に備える予定です。
母のそんな脇で、娘が行っていたのは、こちらの作業。最近買い足した折り紙の分類です。5歳という年齢になり、2-3歳の頃ピークだった秩序感はかなり消えかけていたと思っていたのですが、やはり自分にとって心地の良い環境は、自分自身が一番よく知っているようです。
母のバイブルとも呼べる、こちらの教育用語事典の「秩序感・秩序の敏感期」という部分には、こんな一節があります。
秩序の敏感期の出現は、生後数ヶ月からあらわれ始め、2~3歳ごろピークに達し、徐々に消滅する。大人は豊富な体験から分類された記憶と論理的な原則にもとづいた秩序をもっているが、子どもの場合はゼロからの出発であり、当然のことながら、獲得された秩序は子どもの数々の発達の基礎となっていく。
モンテッソーリ教育用語辞典
いつもと違う場所に物があると大泣きをする。パパの食卓の椅子にママが座ると、これまた癇癪を起こす。娘が小さかった頃、我が家も経験しました。けれども、5歳の今でも折り紙を収納している棚には、彼女の秩序感にあった順番があり、それが狂ったときには、無言でさっと直す様子をみると、まだまだ彼女の中に秩序感はしっかりと存在するのだと感じます。
当初は聞きなれなかったこの「秩序感」という言葉。けれども、日常を通して、「子どもが確立したばかりの秩序」が壊されることが、いかに大変なことか。今思うと、当時の無理難題のように感じた娘からの要求は、決して無理難題ではなく、娘からの訴えだったのだと気付かされます。
「子どもにとっての秩序は、大人が家を建てるときの基盤」と表現したモンテッソーリ。まさに、この上に彼女らの成長が日々積み重なっていくと考えると、さらに大事にしていなければならないと強く感じます。
今日は娘主導のチョコ作りを楽しみました。それを理由に、おしごと部屋は止まったまま^^;
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