嬉しいことに、同じくホームモンテッソーリを試みるママさんたちからメッセージをいただくことがあります。
その多くは、娘よりも年下のお子さんを持つママさん方。2歳、3歳のお子さんたちだけでなく、中にはまだ1歳にもならないという方もいらっしゃいます。そして驚くのは、妊娠中にモンテッソーリ教育を知り、すでにモンテッソーリ教育の実践に向けて準備をされいたりと、娘のイヤイヤ期に初めてモンテッソーリ教育を知った母とは大違い!もう一度子育てをやり直せるのなら、絶対に乳幼児期からこの教育法を取り入れるでしょう^^
いただくメッセージの中で多いのは、「子どもがしっかりと座ってられない」「提示をちゃんと見てくれない」「ふらふら歩き出す」などなど。娘の2歳の頃を振り返ってみても、まったく同じ状況でした。
娘の場合は、読み聞かせでも、じっと聞いていることができずに、いつもふらふら。あけ移しのおしごとでも、やってみたい気持ちばかりが先行し、全然提示を見ていられない。おしごとをしながら歌ってみたり、次にやりたいものを見つけるまで、ふらふらしたり・・・。もう、ホームモンテッソーリのママたちが直面する子どものすべての姿を体験済みといっても過言ではないでしょう。
そして、その度に当時の教師養成講座のチューターにアドバイスを求めていた母。けれども、この時、自分が大きな誤解をしていることに気づかされました。
子どもをきちんと座らせたり、集中させたりすることではない。
モンテッソーリ・メソッドとは、
きちんと座ったり集中して手順を踏むことができる方法を
子ども自身に模索させてあげるということ。
「座らせる方法」「集中する方法」。どこか方法ばかりを探し求めていた母。けれども、それは母がすることではなく、子ども自身がすることなのだと初めて悟りました。
あけ移しに魅了され、その時間はしっかりと座ることができる子もいれば、ピンクタワーに集中してずっとおしごとをする子もいる。「子どもはこれをすれば集中する」と特定の型をあらかじめ親が決め付けるのではなくて、子ども自身に模索させてあげる。好きなことを探すことで、結果的には集中へと繋がり、それが正常化とも繋がっていく。
そんなことに気づいてからは、娘の模索する姿を観察するのが楽しくなりました。
「歌を歌ってようと、ふらふらしていようとまったく問題なし。モンテッソーリの活動に足を踏み入れたばかりの子どもたちには、当然模索する時間が必要。歌いながら、ふらふらしながら、学んでいるのだから。子どもは動きながら学ぶというモンテッソーリの言葉を思い出して。」
チューターからの言葉に心が軽くなった記憶があります。
4歳になった娘。
もちろん今でも、歌いながらおしごとをしてみたり、ふらふら歩き出したり、色々とやってくれます(笑)。でも、これも学びのプロセス。このプロセスがあって次へと繋がっていく・・・。そんな風にポジティブに考えている今日この頃です^^