モンテッソーリ・算数教育「算数棒で合成を体験」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

最近、この手の計算問題をやりたがる娘。

1+1
2+3
5+2

パパに問題を書いてもらい、自分が答えを書き入れる。そして、全問正解の時は、はなまるをつけてもらい、100点と書いてもらう。

どうも、母が導こうとしている方向と娘が向かおうとしている方向には若干ずれが生じているようです(笑)。

周りにはくもんに通うお友達も多く、こういう練習問題がとっても羨ましい娘。
おしごと部屋に教具はあっても、ワーク・プリント類はほとんどない我が家。
だったら、手作りしてもらおうと思っているのか、実母宅でも同じおねだり・・・^^;

数の合成と分解に関しては、小学校入学までに準備しておきたいポイントとしてよく上げられますが、だからこそ母はゆっくり着実に進んでいきたいと考えていました。

今まで我が家がやってきた算数教育といえば・・・。

10までの数量・数詞・数字の三者関係の一致
0の概念の紹介
偶数・奇数の紹介

加減乗除を印象付けるような活動は、敢えて行なってきませんでした。
けれども最近は自分の指を使い、足し算・引き算を楽しむようになってきた娘。

なら、そろそろおしごととしてもやってみようかと、算数棒による合成を行ってみました。相変わらずのパジャマ姿、失礼します。

まずは、1から10まで順番に算数棒を並べてもらいます。
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隣の絨毯に、10の棒を持ってきてもらいます。
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そして、お次は9の棒を持ってきます。

「これが10の棒、こっちが9の棒、何の棒を持ってきたら10の棒とぴったりになるかな?」

喜んで1の棒を持ってきます・・・(笑)。

「じゃあ、次は8の棒を持ってきて。これも10の棒とぴったりにしたいんだけど・・・。」

すごい早さで2の棒を持ってきます(笑)。
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「じゃあ、次は・・・」といい続けると、仕組みを理解した模様の4歳児。自分から7の棒を数え、持ってきます。
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そして、3の棒も持ってくると、ぴったりに。
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6の棒と4の棒も同様に繰り返します。
さぁ、困ったのが5の棒。得意そうに持ってきたのはいいけれど、10の棒とぴったりになるもう一つの5の棒がない!!
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そこで、ちょっぴりトリックを披露!5を倒して、同じ長さであることを見せると、自分でもやってみようとする娘。
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「あっ、おんなじだ。まえも、これやったよね。」

と、長さの棒でも同じことをしたことがあるのを思い出したようです。

5が二つで10になることを知った4歳児はとっても満足そうに、もう一度5の棒を見つめます(笑)。
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そして、この後は順に・・・4の棒を持ってきてもらい、10にするには?と繰り返し、最後は1の棒を持ってきてもらい、10にするところまで行ないました。
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数の合成は自分の手を使ったり、おはじきを使ったりで行なってきたので、簡単かと思いきや・・・。久しぶりの算数棒で、最初、算数棒自体の構造を忘れていた娘^^;

10の塊を思いっきり「1」と呼んでしまったり、三者関係の一致は十分できていたはずなのに、久しぶりの場合はおさらいが必須だと感じました。

そして、母の声かけもちょっと娘を混乱させた模様。

どんどん慣れてくると、「6の棒」と言う意味で、「6を持ってきて」と言うと、一瞬戸惑った表情をしたり。問題ない子がほとんどなのでしょうが、娘の場合は、提示の際に語彙を統一させるということも大事だと痛感しました。

決して「足し算」という言葉を使わなくても、「9の棒と1の棒で10の棒と同じだね」と言うことで、足し算の概念はしっかり印象付けられているのがモンテッソーリの算数教育の素晴らしさだと感じています。そして、「5を倒すと、5が2つで10になる!」。この発見も、実は掛け算への第一歩。

十進法へと進む前に、この大きな算数棒を両手いっぱいに持ち運び、動かす体験を繰り返す娘は、決して「算数」という学習の感覚はまったくなく、積み木遊びに近い、そんな感じのようです。

ぴったりと棒が同じ長さに並べられていく感覚は、子どもの秩序感とも合っているようで、だからこそ何度も繰り返そうとするのかもしれません。

この日、10は色々な数字で出来上がることを知った娘。
この組み合わせを次回はノートに記録したいのだとか・・・^^
4歳のおしごとは、日々自分の手で作り出されていきます。

姉妹ブログ「Yuzyな日々~今日も楽しく親子英語~」細々と更新中^^;

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