今日は娘の授業参観に行ってきました。隣のお教室では、未就園児教室が開催され、まだ2歳というお子さんたちも!それはもう可愛くて可愛くて、笑みが零れっぱなしの母でした^^
2歳といえば、母がモンテッソーリ教育と出会ったのも、娘が2歳のとき。この有り余るエネルギーをどうすれば正しい方向に導くことができるのかと模索していたときに、出会ったのがこのモンテッソーリ教育でした。
相良先生のこれらの著書を読み終えたときには、もう今までいた世界には後戻りできない・・・。そんな状態でした(笑)。
元々はイヤイヤ期の子どもをどう理解するかということからスタートしたモンテッソーリ教育でしたが、各分野の教育を知れば知るほど、知性への道が目の前にぱっと開けるような、そんな衝撃を味わいました。
特に母を震わせたのは算数教育。
言語教育、文化教育等に比べ、万国共通である「数」という世界をモンテッソーリの視点を通してみると、どうして世界中がモンテッソーリ教育を取り入れないのか・・・と不思議になるほど、それはそれは衝撃的。
こんなに魅力的なモンテッソーリの算数教育。だからこそ、余計に意気込んでしまう部分もあり、なかなか家庭では取り入れることができずに来ましたが、少し前から始めた我が家のホームモンテッソーリ with Mathmatics。娘もすでに虜になっているようです。
先週初めての提示を行った算数棒。
Montessori Numerical Rods
ここでは数量と数詞の一致を試みました。
モンテッソーリ教育で言う「数」を表すのはこの3つ。
1. 数量(算数棒の角柱やビーズなど)
2. 数詞(「いち」「に」「さん」といったことば)
3. 数字(「1」「2」「3」といった表記)
この3つを理解することなしに、数の概念を理解したとはモンテッソーリ教育では言えません。この3者関係の一致がまずは算数教育の出発点。「3」という数字を聞いたときに、「3」という数量を思い浮かべ、「3」と言葉で表現をし、「3」と数字を書き表すことができたときに、初めて理解したと言えるんですね。
そしてこの算数棒の提示で何よりも母を震わせたのは、数量の表し方。「3」という数字を表すとき、同じものを3つ用意するのではなく、算数棒はつながっているという事実。これをモンテッソーリの算数教育では「連続量」と言うそうです。(画像はNIENHUIS社よりお借りしています。)
モンテッソーリの著書「子どもの発見」では、このように説明されています。(引用は新訳より)
「もし数をかぞえるために、どのような形のものであれ小さいもの、たとえば同じ形の小さい立方体を使うとすれば、なぜ最初に一つを置いて1といい、次にもう一つを置いて2というのでしょう?小さい子どもは、付け加えられる一つ一つの新たなものについて、「1」といいがちです。つまり「1、2、3、4、5」というかわりに、「1、1、1、1、1」といいます。」
確かに数の暗唱ができていても、実際数えさせると量と数詞が対応できていないこと。小さいお子さんをお持ちの方なら、経験されたことあると思います。娘も数えているうちに、どんどんずれてきて、全く一致していない・・・ということが何度もありました。
だからこそ、幼児期のこの時期、数の概念を獲得する出発にはばらばらになっている分離量ではなく連続量。そして、サイズもこんなに大きい算数棒。動きながら学ぶ要素が含まれているこの算数棒は、幼児期の子ども達の学び方にぴったりと合ったんですね。
1よりも3の方が長くなるということを視覚でも触覚でも体験できるこの算数棒には、これほどまでにモンテッソーリの緻密な計算が含まれていたのだと、納得せざるを得ません。
子どもの発達に即して無理なく展開していくモンテッソーリの算数教育。知れば知るほど、ますます驚きと感動に包まれる母です^^
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