こんにちは。 

いつもありがとうございます。

 

今日は日常訓練の「うつす」教具のご紹介です。

1才半~3才位が適齢期です。

ご家庭でも簡単に用意できるものなので、お試し下さい。

 

教師がやり方を示す事を提示と言いますが、この時期はまだ見れなくて普通です。

「先生にもやらせて~」と言って短時間で示す感じです。慣れてきたら見れるようになりますよ。

 

教室の生徒様には提示をみる力に繋がるご家庭での取り組みをお話しております。

今日は書ききれないので、ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

 

以下が教具です。


 

食具と言われる、スプーン、フォーク、おはし、トング、お玉、などを使います。

 

 



 

うつす中身は、ポンポン、パスタ、毛糸、鈴、ビー玉、おはじき、モール、豆、など。

水のうつす作業は人気です。
濡れたお玉はミトンの中に入れて拭き取ります。水の作業のお盆は滑り止めがあると安定します。

百均の薄茶のお盆は滑り止めつきです。



中身と食具の組み合わせは定期的に変えて子供の継続力を支えます。🌟

繰り返し行うと
一個ずつ移したら?一気に移したら?音のなり方が違うな、指の位置を変えてみようかな、
と工夫する力が育っていきます。

やり終えた時に「うつせたね」と動詞名を伝える事が大切です。

モンテッソーリ教育の日常訓練の教具名は動詞で表されています。
保育の現場でも大人の指示がわからない原因の多くが、動詞を知らないという事があげられます。
「タオルをかけて」の「かける」という行為がわからない。「こうだよ」と教えてもらってもまだわからない。

動きにも名前があると言うことを知らないからです。
大人は疲弊し、子供は困惑する負のスパイラルになりがちです。

是非、動きに名前があることをゆっくり伝えてみてください。

うつすよ、かけるよ、重ねるよ、はさむよ、落とすよ、つまむよ 等。

一般的にポットンと言われる教具は正確には「落とす」教具です。

教師は「落とすお仕事だよ」「落とせたね」と声をかけています。

動詞を理解すると子供は大人の会話もより深く理解していくでしょう。

 

ご家庭でも動きに名前がある事を意識して伝えてあげてみては如何でしょうか?

 

当教室では親御さんの協力のおかげで、子供たちが「かけるおしごとをする」といって動詞名の理解が進んできております。

可愛くて頼もしいです💛