毎年、子供の誕生日が来ると読み返す絵本があります。(子供に読むわけではなく、自分が読む)
1冊目は、ロバート・マンチ作、『ラヴ・ユー・フォーエバー』
出てくるのが男の子なので、リュウのことを考えながら読みます。
本の中の男の子は、2歳、9歳、ティーンエイジャー、大人、とどんどん大きくなります。
お母さんは、その年代それぞれの子育てに苦労しつつ、夜になると眠っている子供を抱っこして歌います。
「アイ・ラヴ・ユー、いつまでも、どんなときも、わたしがいきているかぎり あなたはずっと わたしのあかちゃん」
月日が経ち、お母さんは年を取り、動くことも歌うこともできなくなります。
すると大人になった息子が、今度はお母さんを抱っこして歌います。
「アイ・ラヴ・ユー、いつまでも、どんなときも、ぼくがいきているかぎり あなたはずっと ぼくのおかあさん」
そして家に帰った息子は、今度は生まれたばかりの自分の娘を抱っこして歌います。
「アイ・ラヴ・ユー、いつまでも、どんなときも、ぼくがいきているかぎり おまえはずっと ぼくのあかちゃん」
いつも読むと涙が出てしまいます。
お母さんから息子へ、そして息子から娘へと続いていく愛情。
お母さんが大人になった息子を抱っこして歌うなんて気持ちが悪い、というコメントもありましたが、もちろんそこは創作。
子供がいくつになっても、子供を愛おしく思う気持ちは変わらない、そういうメッセージだと思います。
実は誕生日だけでなく、反抗期の子育てに疲れてしまった時なんかも、こっそり読み返します(笑)
いつまでも、どんなときも、わたしがいきているかぎり、あなたはわたしのこども、そう思うと優しい気持ちになれます。子育てに疲れてる方、おススメです(笑)
2冊目は、有名なのでご存知の方も多いと思いますが、
アリスン・マギー作、『ちいさなあなたへ』
こちらも涙なしでは読めない(笑)
女の子が成長していく話なので、娘のことを考えながら読むのですが、自分自身が「成長した娘」でもあるため、最後のページではいつも母を思います。
これも母から子供、そしてその子供へと続いていく愛情を描いた名作ですね。
有名すぎるのと、まだ読んでない方がいたらぜひご自分で味わってほしいので、書かれている文の引用はしませんが、特に女の子のお母さんにおすすめです。ぜひ読んでみてください