皆さま、こんばんは。

 

 

ソフトバンクグループが昨日の引け後に、非常に素晴らしい決算を発表したこと(営業利益が過去最高、ファンドからの利益が2.3倍)で、大幅高になったので、日経平均などの指数はその影響で上昇しました。ソフトバンクの上昇がなければ、指数の上昇は見込めなかったかもしれません。

 

 

ソフトバンクグループのような大型株に、一気に買いが入りこれだけ上昇するのも珍しいこと、先月一瞬越えた1万円を再び、突破しました。親子上場の話もあり、これで、1万円台をキープしてくれれば、1万円が下値抵抗線になるかな。

 

 

ソフトバンクグループが携帯ビジネスを上場(親子上場)させて、その資金で、第二のヴィジョンファンドを作ろうかというアイデアがあるようです。孫CEOは、テクノロジー分野でのバフェット的存在になろうとしているかのようです。

 

これまでの彼のテクノロジー分野での投資は、かなりの成果を上げています。目利きとしての彼の評価はかなり高いと思います。

 

 

孫さんの次の大ボラ(別名:夢もしくは目標)である、「世界で時価総額10位以内に入る」に向けて、着実に進んで欲しいものです。

 

 

先日アップルが百兆を超えました。Appleを追い越すには、株価は11倍くらい、Amazonを追い抜くには、9倍くらいにならないといけない。

 

 

7月末の10位がジョンソン&ジョンソンで、US$391bilで、今のソフトバンクグループの時価総額が、US$100bilくらいなので、4倍。先ずは株価4万円上場来高値が22000円くらいだったかと思います(ITバブルのころ。2000年3月)。その2倍が目標ということですね。

他の銘柄が上昇することも考えると、今の5~6倍くらいが孫さんの目標でないとダメですね。

 

 

彼は、大ボラと言われてきたことを、結局やり遂げてきた。この大ボラを日本企業でやり遂げてしまうとすれば、ソフトバンクかと期待しています。

 

 

因みに、日本企業で一番時価総額の大きいのは、トヨタですが、トヨタでも39位(US$191.8bil)です。上位50位以内に入っている日本企業はトヨタのみ。自動車産業でもトヨタだけです。

 

 

上位10社は、Apple、Amazon、Alphabet(Google)、Microsoft、Facebook、Berkshire Hathaway(バフェットの会社)、Alibaba、Tencent、JP Morgan Chase、

Johnson & Johnson。IT系が10社中7社。時代の中心がどこにあるか分かります。

 

 

バフェットのBerkshire Hathawayは若干特殊な会社ですので除くと、JP Morgan Chase(銀行)が9位、Johnson & Johnson(一般消費財&ヘルスケア)で10位。一時はトップにも立っていたエクソン・モービルは11位に後退です。

 

 

10位以内で米国外は、中国の2社(AlibabaとTencent)。20位まで広げても、中国が4社(中国商工銀行と中国建設銀行が入ります)、オランダが1社(ロイヤル・ダッチ・シェルです)、韓国が1社(サムスン電子)、スイスが1社(ネスレ)です。

 

 

さて、昨晩のNY市場ですが、こちらも相変わらず、強いと言えば強い。

S&P500は0.4%上昇し、先週の高値を簡単に越えてきた。4月2日の安値以来、高値、安値ともに切りあがっていることから、短期中期的には、市場は強い。史上最高値の2872も視野に入ってきた。

 

 

NASDAQも5連騰です。(前回私が、警戒を強めるべし、と書いてからずっと上昇しています。ネガティブ・インディケーターになりそうです)

 

 

この時期は、市場参加者が減ることから、ボラティリティ(価格変動性)が上昇しやすい。

 

 

業績発表も山場を越えましたし、大きな経済指標も一旦出尽くしています。

市場参加者は非常に強気な感じです。

 

 

こうした中なので、特に気をつけたほうが良いです。過熱感があるかどうかは判定しにくいですが、市場参加者が強きにかなり傾斜してきているようなので、警戒は怠らないようにしておいたほうが良いです。

 

 

NASADAQの騰落が、ジワジワと下げている。すなわち、上昇銘柄-下落銘柄の数が、減ってきている。上昇銘柄が減っている&下げている銘柄が増えている。すなわち、少ない銘柄で指数が上がっているときは、買いのエネルギーが徐々に落ちてきている感じになるので、要注意です。