全日本選抜剣道七段選手権大会、クラウドファンディングで開催決定! | アスリートの錬金術 〜スポーツの美を語ろう〜

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2月7日、神奈川にて、全日本選抜剣道七段選手権大会が開催されます。





全日本覇者や、世界選手権大会の大将を務めたような錚々たる剣士が集う通称「横浜七段戦」は、3年前に復活したばかり。


出場選手の顔ぶれを見るだけでも、大変なレベル!


鈴木剛七段(千葉県警)
竹中健太郎七段(鹿屋体育大)
佐藤充伸七段(小牛田農林高)
中田淳七段(警視庁)
安藤戒牛七段(愛知県警)
北条将臣七段(神奈川県警)
佐藤博光七段(大阪府警)
清家宏一七段(大阪府警)
外山浩規七段(愛知県警)
寺本将司七段(大阪府警)
米屋勇一七段(埼玉県警)
髙鍋進七段(神奈川県警)
小関太郎七段(警視庁)
東永幸浩七段(埼玉県警)
古澤庸臣七段(熊本県警)
木和田大起七段(大阪府警)


このリスト見るだけで興奮もの!


これで、例年入場料さえ取っていないとは、まったく驚きです。

写真や動画の撮影は不可とし、大会後に販売するDVDの売り上げで、開催費用を賄っていたのでしょうか。


神奈川県剣連と共催する専門誌「剣道時代」が、クラウドファンディングで不足分100万円の資金調達を呼びかけ、無事目標額を達成できました。







資金調達に参加した支援者には、サンクスレターやプログラム謹呈、選手との記念撮影など、嬉しいリターンが!





剣道は、判定もカメラやビデオ、電子機器などを導入することなく3人の審判のみ、また試合のあり方も極めてシンプルで、伝統を固守している印象がありますが、全日本や世界選手権などの大規模な大会のコミュニケーションにはSNSやIT技術を駆使し、今回もクラウドファンディングを活用して、うまく時代と共存しているところが「剣道らしい」と思います。


営利主義に堕すことも、風潮に迎合することも潔しとせず、しかし剣道の真髄は守り伝えなくてはならない!との強固な意思が、各方面から感じられます。





今回は、特に高鍋進選手の美しい剣道を久々に見られるのが楽しみです。





前大会覇者・内村選手を破った全日本初優勝、東永選手との激闘の末に果たした二連覇、木和田選手に三連覇の夢を阻まれた瞬間の、武道館を包んだ溜息・・・




全盛期を生で見られた選手だけに、思い入れもひとしおです。





大会のコンセプトは「第一試合から決勝戦」(この顔ぶれなら然り!)とのこと。
想像するだけで血が滾る!待ち遠しい!






竹ノ内選手や安藤選手のような若手のパワフル剣道とは一味違う、円熟の戦いが期待できそうです!









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