銀ロウ付けにチャレンジすることにしました。
一応、はんだ付けは得意で0.8mmピッチのICのはんだ付けまでやったことがあります。また大学の時に酸素ガスバーナーを使ったパイレックスガラスの加工実習を1週間受けていますので、管曲げ、切った管の再接続、ピペット作成、フラスコ作りなどの経験があります。
しかしロウ付けは初めてなので事前にyoutubeでいろいろ勉強しました。
失敗しないコツは
・火力の強いバーナーを使うこと
・2つの結合したい対象物のロウ付けしたい範囲を均一に温めること
・フラックスは熱を与えると一度固形化するのでそれが溶けた頃にロウ付けする
などらしい。
まずいろいろ調べて新富士バーナーの中でも火力の強いRZ-830を購入しました。さっそく開始です。今回4か所をロウ付けします。
まずこのRZ-830の炎は酸素ガスバーナーのような炎の形でないのでどこが一番熱いかわからないなあ。普通に考えると外炎なんだけど、近づけた方が熱くなるみたいだ。
今回、くっつけたいモノの1つはこれ。7mm径の安いスティールのものを探していたところ、5mm径のがあり使えそうだったので買いました。DAISOです。
これをあるフレームに取り付けます。ロウで接合する部分をやすりで綺麗にして準備完了です。
この2つの素材は異なっているようで、かつ丸棒と丸棒の接続なのでロウ付けは難しかったです。1か所目はみごとに失敗しました。ぜんぜんロウが回ってくれません。
そのまま2か所目の作業に移ります。こちらは成功し綺麗にできました。どうやら1か所目は熱が足らなかったみたいです。
3か所目は半分成功。ペグ側ではロウは溶けましたがもう一方の素材側に伸びてくれない。そこで追いフラックスしてもう一方側の素材もおもいっきり熱したところ、ようやくうまく伸びてくれました。
だいぶコツをつかめてきました。1か所目の失敗したところに戻り、追いフラックスして十分熱したらうまくいきました。
4か所目はすんなり終わりました。最後に洗浄してワイヤーブラシをかけた状態がこれです。結構いいねえ。
あとはグラインダーでカットして色をつければ使えそうです。
いつも本ブログを読んでくださる方で察しの良い方なら何を作っているわかると思います。