先週の金曜日に休んで志賀高原の方に1泊2日でキャンプツーリングに行こうと準備していたのですが、連日午後に雷雨だったり夕立があるんですよね。気圧配置が前日と変わらないからおそらく金曜日も同じでしょう。
では行先を変えて、伊那方面ではどうかと検討していたのですが、こちらの天候も同じ傾向でした。
せっかく休みを取ったのでやっぱり涼しい所に行きたいなあと、急遽富士山が候補にあがりました。ここなら雨は大丈夫そうです。
富士山と言っても中腹をうろうろするだけです。この季節でも御殿場口にはバイクで入れるので、そこから御中道があればそこを適当に進んでいくのはどうかと調べ始め、その結果、今回は二ツ塚、ワゴニア、まぼろしの滝、小富士あたりをハイキングすることにしました。
久しぶりの富士山です。歩いたコースを以下に示します。最終的に、ワゴニア、まぼろしの滝、小富士で折り返し、二ツ塚の順に進みました。当初予定していたのは御殿場口からワグニアまで直行するルートだったのですが、当日その道は入りにくかったのでやめ、最初に次郎坊まで登ってから進むことにしました。
高度はこんな感じ。1400mからスタートして2100~2000mをうろうろして降りてきました。最初は晴れていたので暑かったですが後半は曇ってきたので涼しかったです。約5時間半のハイキングでした。
途中の道中で追い抜いた人やすれ違った人は7人ぐらいかな(須走口付近を除く)。富士山は登山者で混んでいるという話ですがここは誰もいなくてとても静かでした。
それでは写真を見ながら当日の様子を見ていきたいと思います。
道の駅ふじおやま
初めて休憩で立ち寄りました(6:45)。ここで朝食を取りました。
富士山を見ると少し雲がかかっています。この後の天気はどうかな。
道の駅につばめが営巣していました。親を待っています。可愛いなあ。最近近所では飛んでいるのは見ますが、巣を見かけたことはありません。
今日は妙に自衛隊の車が多いなあ。また演習場のあちこちの入り口に門番がいる。大規模な訓練でもするのでしょうかね。
「サーキットの狼」で確かランボルギーニウラッコがかっ飛ばしていた直線の先の最初のコーナーに大きな鹿が2頭、道に出ていました。この先、鹿に注意ときょろきょろゆっくり上っていたら、あっという間に後続車につかれました。さっきまで後続車はいなかったのにこいつ何キロだしているんだ?。道を譲りましたが鹿に注意ですよ。
#ちなみに「サーキットの狼」と「バリバリ伝説」全巻持っています(笑)。
御殿場口出発
事前に調べていたワグニアまで直行する道ですが、今日はその入口に自衛隊がいました。また無断立入禁止(東富士演習場)の看板もあった(駐車することに対してなのかこの先の登り道に対してかはわかりませんが)のでここから登っていくのは諦めることにしました。
さてどうしようか。自衛隊が活動しているなら今日はもう無理だと思っていたところ、「次郎坊から水平に移動して行けば問題ないのでは?」と次郎坊経由で行くことにしました。
御殿場口の駐車場は自動車側は満車でしたがバイク側は2台のみ停まっているだけでした。ガラガラな所に駐車します。車の影に隠れてお着替えしました。
それでは出発します(標高1430m)。
登り始めるとすぐ暑くなってきました。1400mの標高ですが快晴なのでしかたないですね。久しぶりだったので日焼け止めを忘れました。また水は500mlだけど足りるかな。
次郎坊までの間で2グループを抜きました。すごく歩くのが遅い方の方と少し話してみました。二人組でそのうちの一人は初めての富士登山だそうです。友人に連れられてきたが普段山登りしておらず、この時点でもう砂礫で足を取られてまいっているとのことです。今日は7合目の山小屋に泊ると言っていましたが大丈夫かな。このルート一番きついですよ。次郎坊で振り返ってみた時にまださきほど話した場所からぜんぜん進んでいるように見えませんでした。まあ時間はたっぷりありますがちょっと遅すぎますよね。
駐車場から次郎坊(標高1930m)まで約55分でした。
この先、砂礫が深くなり一歩前に足を進めてもずれ落ちるので歩きにくくなります。
フォアフットで砂礫につま先を突っ込む感じで進んでいたところ、今日はもう爪を痛めてしまいました。やばい。
途中、2000mの看板のところからワグニアを目視できるようになりました。そういえば前にここを登っている時に、何かあるなと気が付いていたものがまさにワグニアでした。
次郎坊のこの場所から登山道を外れていきます(ここまで75分)。ここからワグニア方向にちょうど踏み跡があります。写真に中心に見えるのは二ツ塚です。小さく見えますけど傍に行くと大きいですよ。二ツ塚は帰りに登ります。
少し進んだところ。このあたりの風景って火星に似ているような気がします。
途中、自衛隊の空砲の音が鳴り響いてきました。ここ歩いていても大丈夫かなあと思いながら進んでいきます。次郎坊あたりから上では立入禁止と書いていないから通っても問題はないと思うけど。
今回のルートで落石の危険性がある区間は、ここからワグニアまでの間までだともいます。上を見ながら落石に注意して進んでいきます。
ワグニア
落石がありそうな斜面をずっとトラバースしようやくワグニアに到着(標高2088m)。踏み跡がはっきりしているし、ワグニアを目視しながら進めるので特に迷うことはありません。
まず、帰りに撮影した写真からです。このようにポツンと富士山の斜面に居続けています。
なぜここで止まったのだろうか?
傍から見るとこんな感じです。
どういう目的でどうしてここに居続けているのでしょうか?。わかりませんね。
「ワゴニア」という車名が車体についているらしいのですが見つけられませんでした。
さて、この先は踏み跡が弱く、晴れていてもどっちに進めばよいかわからないので先人のGPXデータ+GPSは必須です。変に進むと溶岩流(下記)の所を通過できないと思います。
溶岩流
こんな溶岩流の所を通過していきます。写真でみると小さいように見えますが実際は5m~20mの崖のようなもので、とても降りられるようなところはありません。今立っているところのみ通れる感じです。
ここも同じです。ここの方が崩れやすく危険です。
GPSを頼りに進み、ようやくまぼろしの滝付近に到着しました。
まぼろしの滝
この季節は水が枯れていますが、雪解け水で滝のように見えるそうです。
ちょうど下が溶岩なので水が浸透しないで流れるようです。
まぼろしの滝先は須走口までロープが張られているので迷うことはありませんし、道も安全です。
須走口が見えてきました。下の方ですね。後ろは山中湖です。この先の下り区間は私の後遺症のある足にはつらかった。
須走口
マイカー規制中の須走口ってこんな感じなんですね。バスがしばらく来ていないようなので下山してきた客のみがバス待ちで休んでいるといった感じでした。
小富士
須走口登山口の入口の横にある道を小富士方面に進んでいきます。
誰もいないと思ったのに写真を撮りに来ていた老夫婦がいました。わざわざここまでバスに乗ってきたようです。
御中道らしき道がありましたらロープで封鎖されていました。この先きっと富士吉田口まで通じているんだろうなあ。そのうちチャレンジしてみようかな。
小富士は大したことはありませんでした。ここよりも宝永山、二ツ塚の方をお勧めしたい。
ここで折り返して次郎坊の上まで戻りました。
復路がガスってきたので涼しく進むことができました。
御殿場口登山道まで戻りました。そのまま登山道を突っ切りまっすぐ進むと須山口への登山道になるようです。その後二ツ塚(上塚)を目指します。
二ツ塚(上塚)
誰もいませんので持って行ったチェアーを出して、しばらく涼んでいました。
ただガスっているし、ふもと方面は霞んでいるので景色はよくありませんでした。
二ツ塚(下塚)
そろそろ疲れたきたのでこちらは頂上を歩き回っておしまいです。
そういえば久しぶりの富士山でしたので、この先砂走りのような道なので埃まみれになるのを忘れていました。スパッツをもっていかなかったので靴の中が大変な状態になりました。
また足の爪を切るのを忘れていましたので、今回の下りでかなり爪を痛めてしまいました。そのためゆっくると下ります。
ゴール
約5時間半(15.5km、総上昇量1000m)でゴールしました。
途中水分補給は500mlでは少なかったようです。そのためなんか疲れたなあ。
自宅までの帰りは薄曇りでしたのでそんなに暑いとは感じませんでした。
御殿場口でも御殿場の街でも水分補給をしましたが、
家に帰って体重を測定したところ、前日の夜より3.2kgも減っていました。
途中たくさん食べたのに減っているということは明らかに脱水していますね。その為、夜にはもうグタっとしてしまいました。
なんか以前より体力が落ちているような気がするので、秋からまた月100kmのランニングを再開したいと思います。ちなみに7月は8kmランニングを7回しただけでした。