予備試験 口述対策まとめ | 怠惰な弁護士が年収1億円を目指すブログ

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2014年4月地方下位ロー(未修)入学
2016年予備試験最終合格 
2017年司法試験合格
2018年第71期司法修習生
2019年弁護士として始動

昨日は、スノボー仲間と佐賀で飲みました。

佐賀はホントになんもねぇw





さて、ずいぶん遅くなったけど、口述対策のまとめをば。



まずは俺の再現。



一日目 刑事再現

二日目 民事再現





口述試験は予備試験の最終試験です。




口述まで残った人は大抵法律知識は問題ないはずです。





口述試験は、民事実務と刑事実務の2科目で、各科目60点が基準点。

119点で合格。俺は121点で75番でした。




今年の口述試験は、429人が受験して405人が合格しています。


合格率約92パーセント。




要するに落ちない試験です。





落ちない試験であるがゆえにそのプレッシャーたるや想像を絶するものがあります。






したがって、コミュ力に自信がある人でもしっかりとした対策を練らないと緊張して自爆して落ちる可能性があります。




自分も論文合格後、最初は余裕っしょ、とか思ってテキトーこいてたら徐々に緊張が襲ってきてヤベーってなりました。







とはいえ、落ちない試験であることは間違いないので具体的な対策さえきちんと立ててこなせば全く恐れるに足りません。





具体的な対策とは、①法律知識の確認と②本番慣れすることです。






①について

これは、口述プロパーの知識を総ざらいしておく必要があります。不安を除去する効果がとても大きいです。


具体的には、両手続の流れ、要件事実、民事執行保全、法曹倫理です。


手続流れは裁判の過程です。証拠調べの方法とか、まぁ言わなくてもわかりますよね。これはかなり詳細に聞かれる可能性が高いのできちんとやりましょう。例えば刑事裁判の冒頭手続の順序とかをそらで瞬時に言えるようにしましょう。

要件事実は言わずもがなです。

民事執行保全は出るとこが決まってるので30分もあれば勉強できます。執行方法の種類(金銭執行とそれ以外)と要件、保全方法の種類(三つ)とその要件、これだけでおk。これ以外が出たら全員死ぬので全く問題なしです。

法曹倫理はどっちかで絶対聞かれます。
六法見れるのでだいたいわかってればいいです。

それ以外の実体法分野は論文の勉強をやってれば余裕です。


注意としては今年からやたらと実務的な事が聞かれるようになったということですかね。要件事実を立証する具体的な証拠、証拠を集める具体的な方法、損害の具体的な内容とかです。正直、みんなあんまりできないのでやる必要はそこまでないかと思いますが余裕があればやればいいと思います。






②について

こっちが極めて重要です。見えない的と戦うのは非常に怖いです。

不安を除去するためにできれば予備校の模試を受けましょう。


しかし、俺みたいな地方民は模試を受けられない可能性が高いです。

その場合はできれば合格者の人に過去問を使って本番の雰囲気を作り出して問題を出してもらう等してもらうべきです。

自分はたまたま合格者の方からやってもらえました。


これにより、自分の悪いクセに気づいて具体的な対策たてられました。

自分の悪いクセは、勝手に六法を開いてしまう、質問が分からなかったら頭をポリポリかいてしまう、質問が理解できていないのに聞き返さずそのまま続行して死亡する、といったことがありました。

たまたま、ローにもう一人合格者がいたので模試をしてもらって以降は、二人で過去問を出しあって形式的な悪いクセを出さないように気を付けました。




具体的な試験のイメージを持つことが不安を除去する最大の要因です。




他の受験生のブログを読んでイメージを具体的に持ちましょう。




伊藤塾の再現答案集が非常に役に立つと思うのでもらうとよいです。たしか、申請すればもらえたような…(曖昧)。









こんな感じです。




以下、具体的なイメージが持てるようにテキトーに書いていきます。



まず場所。








ここです。





当日は受験生がたくさんいるのでまず迷わないでしょう。



ホテルは高いけど絶対新浦安がいいです。自分はケチって江東区のホテルに泊まりましたが二日目の午前の時は結構バタバタでした。

新浦安に泊まらなかった場合は出来るだけ早く新浦安駅に着いて本を読んだりして時間を潰すとよいです。ドトールとか時間潰す場所はたくさんあるので心配はいりません。


ドトールの隣の手作りおにぎりやさんめちゃうまなのでおすすめ。



試験会場についたら受付をして体育館で試験まで待機です。


自分等のときは、民事と刑事でそれぞれ13室あって、一部屋約9人位でした。最後の方だとパイプ椅子で四時間くらいまたされる恐れがあるのでチョコレートとか軽食は不可避です。しかも順番は当日にしか分かりません(ふざけんなっつー話)。俺は三時間半くらい待たされました。ケツいてーし緊張するしサイテーな時間ですマジで。


自分の番が迫ってくると体育館を出て、直前の待機部屋に移動します。発射台といわれている所です。ここら辺で緊張がマックスになってきます。

思い出すのも嫌ですwww



試験監督の人が半端なく多いです笑
50人くらいいるんじゃないかな?



試験部屋はホテルのシングルルームからベットを出したようなとこであります。


発射台で待っていると試験監督から呼ばれて、試験部屋に移動し、「強くノックしてください。ベルがなったら入って試験を受けてください。」と言われます。


ここで注意は、入ったあと結構奥まで進んでから挨拶することです。


シングルルームの手前の方だと奥に死角ができますよね?笑


入ってすぐすると試験官の顔が見えない可能性があります笑

このミスはひそかに口述あるあるだと思います笑




部屋には試験官が二人おり、一人は若い主査、もう一人は年とった副査です(逆の場合もあり)。


女性の主査にあたった人は、大当りです。
合格を確信してください。俺は刑事が女性の主査でした。超優しくて誘導が丁寧で分かりやすくて最高でした。二日目の民事のジジイは仏頂面で誘導が分かりにくく答えても頷いてくれずあってるかどうか不安でした。



部屋には受験生用の机がおいてあって、上に予備試験用六法が置かれています。




後は、座って試験を受けるだけです(俺は模試を受けるまでずっと立って受けるもんだと想ってましたwww)。





副査がしゃべらなかったら合格間違いなし、副査がしゃべりまくってたらやばし。副査は死神。誘導には絶対のる。何回ミスっても大丈夫。落ちた人の再現が、あるブログに載ってますがマジでヒドイw



俺は恐らく刑事61、民事60です。

民事はかなりヒドイですがそれでも60です。
59はかなりミスしまくらないとつきません。まして即死級の58は何があればそうなるんだレベルなので安心してください。

どっちか59でももう片方が60なら合格ですから。





それから、午前組は午後組が会場に入るまで会場から出ることができないので、午前組になった場合、時間を潰せるものを持っていっておくとよいです。





おまけで試験会場で配られる注意書きのプリントをば。


これは他のブログでも載せているのを見たことないので役に立つかもしれません。


載せちゃダメかもwww



いや、知るか。俺は地方民のために載せる!















じゃあ来年受ける人は頑張っておくれ(*^^*)






最後に…





実をいうと自分はローが忙しくて、口述対策にさける時間は毎日せいぜい二時間くらいでした。しかも、論文に受かると思ってなくて受かってから対策しました。


それでも全然大丈夫だったのでそこまで気合いいれてやらなくても落ちません。最低限のことをこなしていればおけーです。


使った教材も辰巳の青い本と赤い本だけです。これは超使えるのでおすすめです。時間がない人は特に。試験会場でも持ってる人多かった。最後の方に口述再現が全年度分載ってるのでこれは絶対読んでください。だいたい問われていることのイメージがつかめると思います。

これだけだと要件事実が若干不安ですがこれに載ってないことが問われた場合ほとんどの人ができないので大丈夫です。それでもやりたい人は大島本やってどうぞ。

時間がない人は辰巳二冊でおけー。



自信をもって背筋を伸ばしハキハキ答える、分からなくても考えてるふりして、えーとかあーとかいって沈黙を防ぐ、これで合格間違いなしです。

自信なさげにもじもじしてたらダメです。





いかん、いいたいことがありすぎて終わらんwww



どうしても練習相手がいないという地方の人は俺に連絡してくれたら、来年の口述時期は司法試験に合格しているはずなので相手しますよw落ちてたらお察しくださいwww






とりあえずこんな感じ。


また気づいたら付け足します。







おしまい。