大阪の飲酒運転事件 | 地方弁護士のその後

地方弁護士のその後

2014年4月地方下位ロー(未修)入学
2016年予備試験最終合格 
2017年司法試験合格
2018年第71期司法修習生
2019年弁護士として始動

引用




【事件の概要】






2015/5/11 18:16 読売テレビ

11日未明、大阪・ミナミで酒気帯び運転で自転車の女性2人をはね、死傷させたとして25歳の美容師の女が逮捕された。過失運転致死傷などの疑いで逮捕されたのは大阪府高石市の美容師、白坂愛里容疑者(25)。

警察によると白坂容疑者は、きょう午前3時45分ごろ大阪市中央区西心斎橋の路上で飲酒後に乗った車でコインパーキングから出た直後に自転車2台をはね、河本恵果さん(24)を死亡させた上、24歳の女性に重傷を負わせた疑い。

車には白坂容疑者を含め3人が乗っており白坂容疑者が「直前までミナミで飲んでいた」と話したため、検査したところ白坂容疑者だけ、呼気から基準値を超えるアルコールが検出され、警察が逮捕した。調べに対し白坂容疑者は飲酒を認めたうえでアクセルとブレーキを踏み間違えたと話しているという。

参照元 : 日テレNEW24






【判決】




大阪ミナミで、飲酒運転により3人を死傷させた罪に問われた女に、大阪地方裁判所は危険運転を適用せず、過失運転の罪で懲役3年6カ月を言い渡しました。

白坂愛里被告(26)は去年5月、大阪ミナミで飲酒運転により河本恵果さん(当時24)を死亡させたほか、男女2人に重軽傷を負わせたとして、危険運転致死傷などの罪に問われています。

この裁判では、河本さんの遺族が17万人以上の署名を集めるなどして検察を動かし、白坂被告の問われる罪が当初の「過失運転」から「危険運転」に変更されました。

白坂被告は裁判員裁判で「飲酒の影響はなく、アクセルとブレーキを踏み間違えた」と主張し、裁判では危険運転かどうかが争点になっていました。

判決で大阪地裁は、「被告人は物損事故を起こして警察につかまるとあせり、そのすぐあとに被害者を見つけて狼狽し、間違えてアクセルを強く踏み込んだ」として過失運転と認定。

白坂被告に対し、懲役3年6カ月を言い渡しました。









引用終わり













なんだかなー。







これは遺族の方、納得できないよなー。








最初、検察がまさかの過失致死傷で起訴。









いろんな記事見たけど、世論的には、検察がひよったと揶揄されている。






なぜなら認定落ちしたら出世に響くからだという。







真偽のほどは定かではないが、これだけのことをやっておいて過失致死傷でとどまるなら危険運転を作った意味とは?と思われても仕方ないような気が…









結局世論に負けて、訴因変更したけどやっぱり大阪地裁は過失致死にした。










非難轟々。











判決文見ていないから分からんけど、たぶん血中アルコール濃度が低かったこと、常習的に飲酒運転やってて事故ったことがなかったこと、自白が過失オンリーなこと等が正常な運転が困難とは言えない要素になっていると思われる。









でもめちゃくちゃやってますよこの人。







酔っ払ってなくてあんなめちゃくちゃなことにならんだろ。








これでいいんかね。








つか、検察側はまさかとは思うけど、控訴しないなんてないよね?







これまでの動向みてたら控訴しないんじゃなかって不安になるばい。








海の中道の事件も、一審では危険運転認めなかったが最高裁では危険運転を認めたし、是非とも最後まであきらめずに戦ってほしい。